材料工学専攻

文明は材料が創り出す! 石器、青銅器、鉄器、・・・半導体、そして・・・?

現代社会において、材料はあらゆる産業の基幹をなし、その果たす役割はますます重要になりつつあります。たとえば、新エネルギー源の開発、海洋開発、宇宙開発、情報、ライフサイエンスなどいずれの最先端技術分野においても、画期的な性能を有する新材料の開発が切望されています。材料を制するものが技術を制します。

材料工学専攻は明治30年(1897年)、京都帝国大学の創立と同時に設置された採鉱冶金学科に端を発します。昭和17年に冶金学科と鉱山学科の2学科になった後、冶金学科は昭和36年に金属加工学科を新設し、平成6年には材料工学専攻とエネルギー応用工学専攻に改組されました。そして今、当専攻は21世紀に発展が期待されるナノサイエンス・ナノテクノロジーを包含し、材料科学の Center of Excellence(COE)として大きく飛躍しつつあります。

材料工学専攻では、量子物理・化学、統計物理学、熱力学、物理化学、材料科学などの自然科学の体系的な知識をもとに、材料のもつ多様な性質とその構造に依存した物性発現機構を解明するとともに、新しい材料の設計開発とその製造プロセスの研究を進めています。

より具体的には、航空機、自動車や社会基盤に重要な高強度・耐熱金属材料、情報・エネルギー・宇宙開発に不可欠な半導体材料、磁性材料、電池材料、超伝導材料、ファインセラミックス、形状記憶合金、さらに省資源・省エネルギーなど環境調和性を重要視した新しいコンセプトの材料開発等々、先進技術の開拓のため常に新しい材料の基礎研究と開発を行っています。

次世代の画期的な新材料を生み出す無限の可能性を秘めた若い頭脳と情熱に期待しています。