日本学術振興会 アジア研究教育拠点事業 第7回ステアリング委員会を開催しました(2014.5.26)

工学研究科を拠点機関として実施している日本学術振興会(JSPS)アジア研究教育拠点事業「リスク評価に基づくアジア型統合的流域管理のための研究教育拠点」(交流先:マレーシア)事業の一環として、526日(月)にマレーシア(マラッカ)にて第7回目となるステアリング委員会を開催しました。

日本側は工学研究科からコーディネーターの清水芳久教授をはじめとする運営メンバー及び事務部職員の計12(日本からのskypeを利用しての参加を含む)が出席し、マレーシアからはマラヤ大学のAwang Mahmud副学長補佐(研究開発担当)、コーディネーターのNik Sulaiman教授を中心に10名の出席がありました。

本事業は平成23年度から開始した5年間の事業で、アジアでの流域管理・リスク管理に焦点を当て、新たに発生することが予測される重要な課題に対しての解決策を見いだすと同時に、研究者・技術者のための教育プログラムを作成し、育成した若手研究者を次世代の指導者とすることで継続的な研究・人材育成が可能なリソースを築くことを目標としています。

今回の委員会では、日本とマレーシア双方の環境リスクと流域管理に関する知見の共有、関係各所への情報提供を目的としたテキストブックの進捗状況が各グループリーダー等により報告されました。なおテキストブックは、今年度中の出版が予定されています。また会議の翌日には、マラヤ大学構内で浄化プロジェクトが実施されている湖の視察も行われ、視察後にはマラヤ大学の研究者と活発な議論が交わされました。

今年度は秋にマレーシアにて第4回包括シンポジウム、冬は日本にて第8回ステアリング委員会が開催される予定であり、今後も引き続き両国の協力による一層の研究交流事業展開が期待されています。

 

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記念品交換をする清水教授(左)とニック教授(右)

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マラヤ大学構内の湖を視察するACPメンバー

 

 

 

 

 

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