工学部長からのメッセージ
受験生の皆さんへ
エネルギーと資源に乏しい、しかも少子高齢化が進む日本が将来に向かって持続的に成長・発展するためには、科学技術を開発し、世界をリードする製品や技術を開発し続ける以外に日本の生きる道はありません。この科学技術の開発に果たす工学部の役割はどの学部よりも重要であり、工学が日本を支えていると言っても過言ではありません。この意味で、工学部に寄せられる社会の期待は非常に大きいのです。
京大工学部出身者の活躍はめざましく、福井謙一先生や野依良治先生らノーベル賞受賞者のみならず、最近話題になっている惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトチームやリチュウムイオン電池の開発者など数多くの工学部卒業生が大学・企業等ですばらしい成果をあげています。それが故に、工学部卒業生の就職は現在の厳しい状況のなかでも非常に良好であり、多くの企業から求人依頼が寄せられています。
京大工学部では、ゆっくりと時間をかけて問題を見つけ解くことが好きな方や、何をやるかはまだ漠然としていても何か自由な発想でオリジナルなものを編み出してみたいと考えている皆さんも大歓迎です。他の大学とは異なり、真理の探求を学問の本質として捉え理念としている点も京大工学部の大きな特色です。また、女子学生の数も工学部では年々着実に増えています。企業も大学等の研究機関も女性の技術者や研究者の数を積極的に増やそうとする状況にあり、近い将来には欧米と同様に女性の工学分野での活躍が当たり前になるものと思われます。女性の皆さんが迷わず京大工学部を選ばれるのを期待しています。
京大工学部には6学科があり、学科の選択に迷うかも知れませんが、このホームページから各学科や専攻のホームページにアクセスして研究内容を見て選んでください。また、学科の名前からだけでは想像出来ないような広範囲な研究が行われています。入学後は自分に合った研究室が見つかるものと思います。なお、平成24年に実施される入試からは入試科目、配点方法を6学科間で統一され、来年の平成25年に実施される入試からは第二志望の学科まで選ぶことが可能になります。
皆さんの京大工学部への入学をお待ちしています。
京都大学工学部長 北野 正雄
