編集後記

本号巻頭言では、川上副研究科長より、業績評価やノーベル賞そして研究公正など、近年京都大学を取り巻く状況等についてのご考察を伺いました。また、女性研究者特集として、本学工学研究科を修了後、本学化学研究所において助手、講師として勤務され、その後民間企業でご活躍された故馬詰彰様のご遺族から工学研究科に寄附していただいたご遺産を活用させていただくために、平成23 年度に設けられた奨学表彰制度である工学研究科馬詰研究奨励賞の女性受賞者3 名の皆様、中嶋麻起子氏、名村今日子氏、杉野未奈氏より、ご寄附を原資とした海外研修の概要やその成果、これからの研究目標などを寄稿いただきました。卒業生紹介においては、千葉逸人氏(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所准教授)より、京都大学での思い出と数学者となられた契機について、若手教員紹介においては、宮川愛由氏(工学研究科都市社会工学専攻助教)、平田晃久氏(工学研究科建築学専攻准教授)より、現在取り組まれている研究のお話と抱負について、また、技術部の有馬博人技術専門職員からは、技術職員による実験室および講座の運営・管理に関する支援の状況や今後の展望などをご紹介いただきました。

ご多忙にもかかわらず原稿依頼をご快諾いただき、貴重な時間をさいてご執筆いただきました皆様に改めまして厚く御礼申し上げます。

(工学研究科・工学部広報委員会)