多幾山 法子

略歴

2005年3月 広島大学工学部第四類(建設・環境系) 卒業
2007年3月 京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修士課程 修了
2009年7月 京都大学大学院工学研究科建築学専攻 博士後期課程 修了
2009年7月 博士(工学) 取得
2009年8月 京都大学大学院工学研究科建築学専攻 助教
2013年10月 首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域 准教授

メッセージ

多幾山 法子■現在の職務内容
首都大学東京で研究室を持ち、研究・教育に携わっています。建築構造系のなかで専門は木質構造・建築振動学・建築保全再生学です。

■博士学位を取得しようと考えた動機
研究が面白いと感じ始めたタイミングだったので、修士課程1年生のときに就職するかどうかとても迷いました。ですが、折角面白くなり始めたものをすぐにやめるのは残念だと感じたので、進学を決意しました。

■博士学位の取得の意義について
国内外で、スペシャリストとして、博士の学位を取得した人の活躍が望まれています。社会で求められていることを見極めてリーダーシップを発揮すること、また、リーダーシップを発揮できる人材育成をする立場の人が必要であると思います。

■進学の際不安に感じていたことについて

  1. 将来の就職先について、修士修了時に就職する場合と、どのように違うか:博士の学位取得者は強い専門性を持つため、就職先は少し違いますが、学位取得者にしか就けない職種もあります。
  2. 自分自身が研究に向いているか、能力があるか:研究内容に関しては相談できる人が沢山居ました。京都大学は研究者が多く出入りする大学ですので、最新の研究情報を間近でたくさん見聞きし、学べました。
  3. 多くの同級生たちが社会に出るタイミングで大学に残る不安:同級生や先輩後輩と切磋琢磨できましたし、他大学でも同じ志を持つ人たちと知り合えました。

■後輩へのメッセージ
得意なことが職業に直結すればとても幸せです。「楽しい」を追求してスペシャリストになることを目指しても良いのではないでしょうか。自分自身の代名詞になるテーマを持ち、是非、博士の学位を取得して社会に貢献してください。

 2019年5月掲載)