別府 孝介

略歴

2013年3月 京都大学工学部工業化学科 卒業
2015年3月 京都大学大学院工学研究科修士課程分子工学専攻 修了
2018年3月 京都大学大学院工学研究科博士後期課程分子工学専攻 修了 博士(工学)取得
2018年4月～現在 龍谷大学理工学部物質化学科 助教

メッセージ

2018年3月に博士（工学）の学位を取得しました別府孝介と申します。現在、龍谷大学理工学部物質化学科に助教として勤務しています。現在の職務内容は、学生の研究指導、自身の研究活動、教育活動（講義・学生実験）の3つです。助教ですので、教育活動の比率は少なく研究活動がメインとなります。大変なことも多いですが、自分が興味があることを突き詰めれる仕事ですので、楽しく仕事をしています。

私が博士課程に進学を決めたのは修士課程の2回生になってからでした。先生から博士課程に来いと言って頂いたのがきっかけです。受動的な理由だと思われるかもしれませんが、就職活動、博士課程への進学で悩んでいた時の最後の一押しとなった言葉です。元々、研究自体は好きだったのですが、自分が研究者としてやっていけるのだろうかという不安を持っていました。先生からの言葉が「お前ならやっていける」とある種認めていただいたのかと感じ、進学を決めました。実際に博士の学位を取得できたので言えることかもしれませんが、こういった不安とどう付き合っていくのかが博士課程でやっていく一つのコツなのかなと思います。私の場合は、不安に感じていることを一つ一つ潰していくことで乗り越えていきました。ストレスの発散方法などを持っておくのもいいかもしれません。（私は息抜きに旅行に行ったりしてました。）また、私は博士課程へ進学した時点でアカデミックに残ることを考えていましたので、大前提の一つである博士の取得がモチベーションにもなっていました。確かに辛いなと思うことも多々ありましたが、今になって思えば博士課程の3年間も楽しかったような気がしています。

「研究が好き」と感じている方は博士学位を取得を目指すのも良いのではないでしょうか。不安は誰でも持っているものだと思います。不安とうまく付き合い、本当に自分のやりたいことを目指してください。私の意見が参考の一つにでもなれたらと思います。

 （2019年5月掲載）