レポートを書くために
1. レポートの書き方を学ぶ
図書館には、レポートの書き方をわかりやすく説明する図書が多数あります。
取り掛かりに困ったときは、まず学術的文章の書き方や構成の組み立て方から学びましょう。
また、全学の図書館・室で定期的にレポート支援の講習会を開催しています。
こちらにもぜひ参加してみてください。
図書の検索の仕方
京都大学蔵書検索 KULINEを使って探すことができます。
なかでも、図書館がおすすめするレポート作成支援図書には以下のタグを付けています。
タグを活用して、おすすめリストから役立つ図書を探してみましょう。
さらに所蔵館を絞り込むことで、よく使う図書館・室にある図書や、ご自分の専門テーマに合った図書など効率的に調べることができます。
KULINEの詳しい使い方
- 文献の探し方 > 図書・雑誌の検索
- レファレンスガイド「京都大学蔵書検索KULINEの使い方」 日本語 / English
講習会に参加
附属図書館
大学院生による学習サポートデスクを設けています。
レポートの書き方以外にも、授業の困り事・図書の探し方など、学習・研究の悩みを先輩に相談することができます。
吉田南総合図書館
年間を通じてさまざまな講習会やイベントを開催しています。
最新情報はおしらせやTwitterからご確認ください。
2. テーマに関連する文献・情報を探す
よりよいレポートを書くためには、先行研究の文献・資料を収集して、その研究の全体像を知ることが大切です。
また、これから取り組むレポートの方向性も見えてくるはずです。
レポートの基本構成を学んだあとは、テーマに沿って参考となる文献を探しましょう。
文献の選び方
- 先生から指定されている参考文献を探す
- 指定された参考文献の、さらに参考文献リストを見てみる
- KULINEでテーマや関連キーワードを検索する
さらに深く探すときは
データベースで情報収集
図書のほかに、データベースで情報や統計資料を調べることができます。
過去の新聞記事などにも着目して、役立つ情報を集めましょう。
3. 参考文献リストを載せる
レポートの最後には、必ず論旨の根拠となった参考文献の情報を載せましょう。
参考文献リストの目的は以下のとおりです。
- 自身の論文の新規性、独創性、信頼性の明確化
- 先行する著者(先人・先輩)に対する敬意
- 出典の明示
- 読者に対する情報提供
(参考)SIST 科学技術情報流通技術基準 > 参考文献の役割と書き方
参考文献の書き方
参考文献情報の書き方にはさまざまな様式があります。
一例として、科学技術振興機構が提唱するSIST02では以下の書き方を定めています。
- 図書の場合
著者名.書名.版,出版社,出版年,総ページ数(,シリーズ名,シリーズ番号)- 【例】引原隆士ほか.エースパワーエレクトロニクス.朝倉書店,2000,145p,エース電気・電子・情報工学シリーズ
https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/BB00529038
- 【例】引原隆士ほか.エースパワーエレクトロニクス.朝倉書店,2000,145p,エース電気・電子・情報工学シリーズ
- 雑誌論文の場合
著者名.論文名.誌名.出版年,巻数,号数,はじめのページ-おわりのページ- 【例】岸田潔ほか.加温条件下での岩石不連続面のせん断応力回復に関する実験的研究.地盤工学ジャーナル.2016,11(1),p.11-20
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgs/11/1/11_11/_article/-char/ja/
- 【例】岸田潔ほか.加温条件下での岩石不連続面のせん断応力回復に関する実験的研究.地盤工学ジャーナル.2016,11(1),p.11-20
※ピリオド(.)やコンマ(,)、ハイフン(-)の使い方もルールで決められています。