科目名 : 高分子集合体構造

科目コード 10D616
配当学年 修士課程・博士後期課程
開講期 後期
曜時限 H23年度は不開講(隔年開講科目)
講義室
単位数 2
履修者制限
講義形態 講義
言語 日本語
担当教員 長谷川 博一, 竹中幹人

講義概要

高分子は分子内および分子間の相互作用により自己集合化や自己組織化し、様々な分子集合体構造を形成する。それらの構造は高分子材料の性質と大きく関連するため、高分子材料特に高分子固体材料の物性制御にはそれを構成する高分子の集合体構造の制御が不可欠である。本講では特に結晶性高分子の結晶構造および高次構造、高分子混合系の相分離構造、ブロック共重合体およびグラフト共重合体のミクロ相分離構造について、その構造形成機構および動力学、構造解析法とそれによって明らかにされた集合体構造、およびその制御法に関する指針について講述する。

評価方法

小テストおよび課題レポートにより評価する.

最終目標

高分子の結晶高次構造,液晶構造,高分子混合系の相分離構造,ブロック共重合体のミクロ相分離構造などの高分子集合体による高次構造と物性との相関を学ぶことにより,高分子材料の物性をそのモルフォロジーから考える力を養う.

講義計画

項目 回数 内容説明
自己集合化やと自己組織化 1 自己集合化と自己組織化の違いを多くの自然現象や高分子系の例を参照しながら解説する.
結晶性高分子 3 結晶性高分子の結晶構造,ラメラ晶や球晶等の結晶高次構造の階層性,高分子結晶の変形機構等について述べる.
高分子混合系 5 高分子混合系(ポリマーブレンド)の相溶性,相図,相転移の機構とダイナミクス,相分離構造と物性との相関,相分離構造制御法等について述べる.
ブロックおよびグラフト共重合体 5 ブロック共重合体のミクロ相分離によるナノスケールのドメイン構造形成について,その相溶性,相図,秩序-無秩序転移,秩序-秩序転移,共連続構造,薄膜における構造形成,ホモポリマーや他のブロック共重合体との混合系,多元ブロック共重合体,星形共重合体等,多様な内容を詳述する.
達成度評価 1 講義内容の理解度を小テストやディスカッションにより評価する

教科書

使用しない.

参考書

講義でその都度紹介する.

予備知識

熱力学の知識があることが望ましい.

授業URL

その他