科目名 : ビジネス数理

科目コード 91210
配当学年 4年
開講期 前期
曜時限 月曜・4時限
講義室 総合研究8号館講義室4
単位数 2
履修者制限
講義形態 講義
言語
担当教員 甲斐良隆<非>

講義概要

 現代社会を理解する上で、ビジネスの仕組みおよび価値創造のプロセスを学ぶことは不可欠である。本講ではその基礎となるファイナンスや会計・リスク管理をはじめ、ビジネス戦略の諸理論を紹介する。また、ビジネスの様々な意思決定の局面において数理工学の手法や考え方がどのように用いられるかにも触れる。

評価方法

筆記試験(70%)と出席・授業参画度(30%)

最終目標

ビジネスあるいは企業活動とは何か、から始まり、現代社会における役割や企業経営者の目標について理解する。また、ビジネス戦略の概要と勘所、および工学的な手法がいかに用いられ効果を発揮しているかについて十分な知見を得る。

講義計画

項目 回数 内容説明
企業価値の評価とビジネス戦略 4 まず「企業とは何か」について学ぶ。経営の最終目標である企業価値の源泉を紹介したうえでそれらの測定方法を解説する。また、価値評価の応用例をいくつか演習として取り上げる。
ファイナンスと会計  経営実態を数値として表現する2つの方法、つまり、会計とファイナンスの相違点と類似点及びその関係について説明する。利益は適切な目的でないことにも言及。さらに、実際の財務諸表を用いた企業価値や株式価値の推定を行う。
ビジネス戦略 6  ビジネス戦略の諸問題の解決が以下の手法によってどのようになされるかを解説する。 ・ベイズ定理 (マーケティングによる情報の獲得と戦略変更) ・最適化手法 (事業ポートフォリオ、最適販売価格の決定) ・デシジョンツリーとリアルオプション (研究、投資マネジメント) ・ゲーム理論(囚人のジレンマの発見と解決) その他
ビジネスリスク管理 2  企業経営で出会う各種のリスクやリスクマネジメントの理論と実際を紹介する。また、証券化やデリバティブ等の急成長の背景、ビジネス戦略との関係を明らかにする。
まとめと補足 1 講義内容の補足とまとめ,および学習到達度の確認を行う.

教科書

毎回、プリントを配布

参考書

コーポレート・ファイナンス上下(ブリーリー、マイヤーズ)
数量分析入門(クリッツマン)
企業価値評価(伊藤邦雄)
会社の数字を科学する(内山力)

予備知識

数理工学の基本的知識があることが望ましいが、それにもましてビジネスへの興味、関心を持つ受講生を歓迎する。

授業URL

その他

変化の激しい時代、ビジネスの経営は経験の積み重ねだけでは全く不十分で科学的、理論的なアプローチが不可欠となっている。不確実な状況下における意思決定、短期と長期のトレードオフ、競争と協力の使い分け等を要請されるのが経営であり、数理工学が最も有効に機能する分野である。