編集後記

本号表紙は、本学名誉教授 牟田一彌氏(元電気工学専攻)よりご提供いただいた写真を掲載させていただきました。2002 年9 月、氏がドイツ・ゲッティンゲン市のゲッティンゲン大学を訪問された際に撮影されたものです。ゲッティンゲン市は大学を中心とした大学都市であり、多数のノーベル賞受賞者縁の地でもあります。同市内の街路には、ノーベル賞受賞者の名が冠せられており、その案内標識が多数・多方向に示されているという大変珍しい光景に出合われてカメラに収められたとのことです。貴重な写真をご提供いただき誠にありがとうございました。

巻頭言では、鉾井副研究科長より、新しい時代の高大接続と大学入試システム改革についてのご考察を伺いました。随想では、3 月に本学をご退職されました5 名の名誉教授の皆様、松岡俊文氏、田中一義氏、宮川豊章氏、山本裕氏、加藤直樹氏より、長年の研究生活での思い出や後輩の方々への激励のお言葉をいただきました。卒業生紹介においては、電気電子工学科を卒業された山末耕平氏(東北大学電気通信研究所助教)より、京都大学での思い出と現在進めておられる技術開発への取り組みについて、若手教員紹介においては、寺村謙太郎氏(工学研究科分子工学専攻准教授)、福田エレン秀美氏(情報学研究科数理工学専攻助教)より、現在取り組まれている研究のお話と今後の抱負について、また、技術部の佐藤祐司技術専門職員からは、機械工作室における学生の方々との交流の様子などをご紹介いただきました。

ご多忙にもかかわらず原稿依頼をご快諾いただき、貴重な時間をさいてご執筆いただきました皆様に改めまして厚く御礼申し上げます。

(工学研究科・工学部広報委員会)