編集後記

 この冬は例年にない大雪でした。通勤でお困りだった方も多かったのではと思います。そんななか,大雪の翌々日に少し溶けた雪のうさぎを二羽,キャンパス内で見かけました。どなたが作られたのかわかりませんが,少し温かい気持ちになりました。本年はうさぎ年です。うさぎは飛び跳ねることから飛躍,向上の象徴と申します。本号巻頭言では4月に就任された立川新研究科長・工学部長にご挨拶を寄稿いただきましたが,工学研究科にとっても皆様におかれても本年が更に大きく飛躍する年になりますように。

 工学広報No.79をお届けします。
 本号巻頭言では,立川新研究科長・工学部長より,これからの抱負を伺いました。また,椹木前研究科長・工学部長には,2年間を振り返って思いを伺いました。
 随想では,本年3月末に本学をご退職されました教授方のうち,高野靖氏,竹脇出氏,大塚浩二氏,清野純史氏,河合潤氏,三ケ田均氏,高野裕久氏より,研究生活にまつわる思い出等を伺いました。
 ニュースでは,吉野彰博士ノーベル化学賞受賞展示除幕式および記念講演会,土木工学科125周年記念事業報告,テクノサイエンスヒル桂構想に関わる令和4年度の活動成果について紹介いただきました。その他,桂図書館,工学北図書室・工学南図書室の令和4年度活動報告,第18回工学部教育シンポジウム,令和4年度の吉田卒業研究・論文賞,吉田研究奨励賞,工学研究科馬詰研究奨励賞について紹介しています。
 紹介では,前号に引き続き,Kyoto iUP 生へのインタビューを掲載しています。本号では,工業化学科のMontanez Marjana Ysabella Oabelさんに志望動機や学生生活について伺いました。
 また,卒業生紹介として,大須賀嵩幸氏より,学生生活の思い出等について,若手教員紹介として,竹内悠氏,早川小百合氏より,現在取り組まれている研究のことや将来の抱負について,技術部の大岡忠紀氏より,業務内容を伺いました。
 ご多忙にもかかわらず,原稿依頼をご快諾いただき,貴重な時間をさいてご執筆くださいました皆様に,厚く御礼申し上げます。

編集後記挿絵