お茶会

工学研究科事務部

本学創立記念日の6月18日(日曜日)にBクラスター事務管理棟3階桂ラウンジ内の和室を開放して“お茶会”を開催した。

工学研究科電気系2専攻と化学系6専攻の第一期移転が平成15年7月に始まってから、同年10月18日の京都大学桂キャンパス開校式を経て、ほぼ3年が経過した。この間、平成17年夏に建築学専攻の移転も完了し、今夏には地球系3専攻の移転が行われる。

この時節に工学研究科に対する近隣住民の理解をより深めていただくとともに、桂キャンパスの在り方についても広くご意見をいただくことを目的として、桂キャンパスに縁の深い方々をお招きして桂ラウンジにあるお茶室でもてなすささやかな集いを企画した。

お茶室仕様の和室は、桂キャンパスの工学研究科を訪れる諸外国からの研究者や留学生等に日本文化の一端を紹介するための趣向のひとつとして、関係各方面のご理解を得て、Bクラスター事務管理棟3階のラウンジ内に設けられたものである。3年余り利用される機会がなかったが、お茶室としての本格的な利用は今回の催しが最初となった。

お茶会

18日当日は桂キャンパスの山野草でしつらえ、来客をお茶と生菓子でお持て成しするとともに、お茶室入りまでの待ち時間には、待合に見立てたラウンジ内において、本年6月に国の重要文化財(歴史資料)に指定された“ジョサイアコンドル建築図面”(建築学専攻所蔵)、昨年開催の愛知万博に出展された“ナノガラス技術:マルチカラーの3次元ガラスアート”等の展示品を観ていただいた。それぞれの展示内容の紹介と解説には、建築学専攻の宗本教授と竹脇教授、並びに材料化学専攻の平尾教授と西助手にご担当いただいた。

お茶会

お茶会

当日お越しいただいた中西進京都市立大学学長、吉永充徳西京区洛西支所長、菊池潤治桂坂自治連合会会長、土屋清二松陽自治連合会会長、尾池和夫京都大学総長、辻文三元工学研究科長、荒木光彦前工学研究科長を始めとする参会者の間では、工学研究科ならではの趣向と好評を博し、予定した午後1時から4時までの3時間の時間が瞬く間に過ぎた。

最後に、本催しにご協力いただきました運営会議委員、専攻長、その他の先生方、また亭主としてお茶席のお世話をいただいた竹内佐和子先生ほか、裏方の方々に厚く御礼を申し上げます。また、お点前に使用したお水は、京料理「筍亭」さんより貴重な井戸水を頂戴した。ここに御礼を申し上げます。

(工学研究科事務部)

(お願い)
今回の催しに当たり、お茶席用の替茶碗等のお道具の数が足りないことに気付きました。ご家庭でご使用になられていないお茶椀等がございますれば、ご寄贈いただきたく、よろしくお願いいたします。

(連絡先)電話 075-383-2010
FAX 075-383-2011

お茶会

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