編集後記

 工学広報No.74をお届けします。
 本号ではいくつか新しい試みを始めました。また,Web版にもより親しんでいただくために冊子体の表紙にWeb版のQRコードを掲載しました。工学広報は,皆様により親しみを感じていただけるよう,今後とも工学研究科・工学部のタイムリーなトピックスを掲載していきたいと存じます。
 本号巻頭言では,立川副研究科長より,コロナ禍の前期4か月間を振り返って,コロナ禍における入試関連業務への対応と大学の世界展開力強化事業の取り組みについてご紹介いただきました。
 随想では,本年3月末に本学をご退職されました教授方のうち,梅田眞郷氏より,研究生活にまつわる思い出話等を伺いました。また,コロナ禍による社会の劇的な変化を巡って関副研究科長より雑感をいただきました。
 本号の新しい試みとして,これまで項目名を解説としていましたが,よりタイムリーなトピックスを掲載したいという思いを込めて,本号からニュースに変更しました。本号のニュースでは,コロナ禍に直面した工学研究科での取り組み(主に本年4・5月頃)について,大嶋研究科長・学部長,塚上事務部長,村上附属情報センター長,山路技術室長より,それぞれのお立場から紹介いただきました。いろいろな方々が協力し,ピンチをチャンスに,嘆くより軽やかに前に進む姿が印象的です。次に,本年4月に本学設備サポート拠点事業として新規認定された「桂結」の概要を紹介しております。また,令和元年度工学研究科長賞を受賞されました4団体より,活動の概要等について紹介いただきました。
 紹介では,岸田桂図書館長より,本年4月にオープンした桂図書館のもつ新しい図書館としての姿を紹介いただきました。また,横峯副研究科長より,本年7月の吉田第二保健室開設に伴い保健室業務について紹介いただきました。次に,本号からKyoto iUP生へのインタビューを掲載しています。記事を通じて,Kyoto iUPで入学している留学生を皆様に紹介できれば幸いです。本号では,MUHAMMAD HAFIZH ASYSYAFAさんに志望動機や学生生活について伺いました。
 卒業生紹介として,呼 尚徳氏より,学生時代の思い出や現在の業務等について,若手教員紹介として,寺川達郎氏,細江陽平氏より,現在取り組まれている研究のことや将来の抱負について,技術部の浅野義直氏より,教育研究支援に奮闘されている様子を紹介いただきました。
 ご多忙にもかかわらず,原稿依頼をご快諾いただき,貴重な時間をさいてご執筆くださいました皆様に,厚く御礼申し上げます。

 挿絵