編集後記

 別れと出会いの季節,感謝の言葉をさがしていると,過去の工学広報で「人は乾杯の数だけ幸せになれる」という言葉をみつけました。ヨーロッパのことわざだそうです。
 今年はコロナ禍で送別会も歓迎会もできませんが,この場を借りて,お世話になった方々に,新しい世界に進まれた方々に,乾杯! 皆さまに幸せが訪れますように。
 工学部公式Twitterをはじめました。本号表紙にURLを記載していますので,お気軽にフォローください。

工学広報No.75をお届けします。
 本号巻頭言では,椹木新研究科長・工学部長より,これからの抱負を伺いました。また,大嶋前研究科長・工学部長には,3年間を振り返って思いを伺いました。竹内前副研究科長より,工学研究科・工学部における広報について伺いました。
 随想では,本年3月末に本学をご退職されました教授方のうち,細田 尚氏,吉田英生氏,田中宏明氏より,研究生活にまつわる思い出等を伺いました。
 ニュースでは,前号に引き続き,コロナ禍に直面した工学研究科での取り組みとして,立川副研究科長からオンライン授業について,文榮美智子氏,熊木美紀江氏,中谷和子氏からコロナ禍における保健室業務について,野田航多総務課長から事務部の取り組みについて紹介いただきました。また,令和2年度の吉田卒業研究・論文賞,吉田研究奨励賞,馬詰研究奨励賞の各受賞者を紹介しています。吉田研究奨励賞は令和2年度に創設された表彰制度です。
 紹介では,令和2年(2020年)が情報工学科設立50周年・計算機科学コース設立25周年にあたることから,湊 前情報学科長・計算機科学コース長より記念行事について紹介いただきました。また,学術研究支援室URAの大西将徳氏より桂図書館を拠点にしたテクノサイエンスヒルを目指した取り組みについて紹介いただきました。あわせて,桂図書館開館記念式典について紹介しています。次に,前号に引き続き,Kyoto iUP生へのインタビューを掲載しています。本号では,DO LE DUYさんに志望動機や学生生活等について伺いました。他に,Aクラスターに開店したベーカリーカフェについて紹介しています。
 また,卒業生紹介として,小林拓真氏より,学生生活の思い出や現在の業務等について,若手教員紹介として,川原 純氏,倉橋拓也氏より,現在取り組まれている研究のことや将来の抱負について,技術部の鹿住健司氏より,教育研究支援に奮闘されている様子を紹介いただきました。
 ご多忙にもかかわらず,原稿依頼をご快諾いただき,貴重な時間をさいてご執筆くださいました皆様に,厚く御礼申し上げます。

挿絵