編集後記

 私事ながら,先日我が子の小学校の給食で「七夕そうめん」が出たと聞き,生活の中で季節を五感で受け止める大切さを改めて感じております。編集後記を執筆している今は,近畿地方の梅雨明けが報じられたばかりの,まさに「夏本番」という暑さの真っ只中です。本誌をお手に取られている頃には,心地よい秋の気配が漂う季節になっているでしょうか。
 季節の移り変わりは本当に早いものですが,本学におきましても,この十月から新総長のもとで新たな体制がスタートするという,歴史的な転換の秋を迎えました。
 前工学研究科長・工学部長である立川康人先生が,京都大学の新しい総長に就任され,全学の新体制が本格的に始動いたしました。工学研究科の一員として工学研究科から総長が選出されたことを非常に誇らしく思います。また本学が,「国際卓越研究大学」の認定を受け,世界最高峰の研究大学として新たな一歩を踏み出す今,大学内でも大きな改革が今後進んでいくことに,身が引き締まる思いです。
 このような目まぐるしい変化の時期だからこそ,日々の忙しさに追われるだけでなく,私自身,季節の節目を大切に過ごしていきたいと思っております。本誌を手に取っていただいた皆様にも慌ただしい日々のなかに,ふと秋風を感じるような,心穏やかなひとときが訪れますことを願っております。

 工学広報No.86をお届けします。
 本号巻頭言では,安部評議員・副研究科長に,これまでの担当職務及び京都大学桂図書館 研究シーズ・カタログ「桂の庭」について伺いました。
 随想では,本年3月末に本学をご退職された教授方のうち,松原厚氏より,研究生活にまつわる思い出等を伺いました。
 ニュースでは,京都大学名誉教授 富田直秀氏からのご寄稿,建築学専攻 小見山陽介氏からのご寄稿,工学部・工学研究科の国際交流活動,令和7年度工学研究科長賞について報告いただきました。
 紹介では,前号に引き続き,Kyoto iUP 生へのインタビューを掲載しています。本号では,電気電子工学科のRosobin Firyal Aqilaさんに志望動機や学生生活について伺いました。
 また,卒業生紹介として,田村篤氏より,学生生活の思い出等について,若手教員紹介として,Pillai, Abshishek Lakshman氏,上田博之氏より,現在取り組まれている研究のことや将来の抱負について,技術室の藤平剛久氏より,業務内容を伺いました。
 ご多用にもかかわらず,原稿依頼をご快諾いただき,貴重な時間をさいてご執筆くださいました皆様に,厚く御礼申し上げます。

A クラスタープロムナード花壇のマリーゴールド
A クラスタープロムナード花壇のコスモス
船井交流センターと紅葉