編集後記

 今号を執筆いただいた2021年夏,コロナ禍で1年延期になった東京2020オリンピックがついに開催されました。そして,8月5日,酷暑の中、男子20km競歩で,工学部物理工学科卒業生の山西利和選手が銅メダルを獲得されました。この種目で日本勢がメダルを獲得したのは初めてだそうです。山西選手,おめでとうございます!
 マスクが生活必需品になって1年半が過ぎ,まだまだ先の見通せない日々が続いています。一方で,本学でも拠点接種が行われ,お世話いただいた方々のおかげで、多くの方がワクチン接種できました。多くの感謝とともに,ピンチをチャンスに変えながら,一歩一歩,私達も着実にゴールに向かって歩いているように思います。

 工学広報No.76をお届けします。
 本号巻頭言では,杉野目副研究科長より,大学院教育における京都大学の動向についてご紹介いただきました。
 随想では,本年3月末に本学をご退職されました教授方のうち,藤田静雄氏,富田直秀氏より,研究生活にまつわる思い出等を伺いました。
 ニュースでは,令和2年度の工学研究科長賞を紹介しています。
 紹介では,Kyoto iUP生へのインタビューを掲載しています。本号では,Chung Mung Tim Stekiさんに志望動機や学生生活等について伺いました。また,卒業生紹介として,横井祥氏より,学生生活の思い出等について,若手教員紹介として,田中智大氏,岩瀨諒子氏より,現在取り組まれている研究のことや将来の抱負について,技術部の植田義人氏より,教育研究支援に奮闘されている様子を紹介いただきました。
 ご多忙にもかかわらず,原稿依頼をご快諾いただき,貴重な時間をさいてご執筆くださいました皆様に,厚く御礼申し上げます。

(桂地区(工学研究科)総務課企画広報掛)

 

 広報挿絵2021_10