編集後記

 本号巻頭言冒頭で,岸田副研究科長から,「何故工学を選んだのか。どうして今の研究を行っているのか。」という問いかけがあった,とあります。
 これは,執行部9名の先生方から中高生に向けて,大学進学前から現在までを振り返っていただいたもので,工学HPに新設した受験生向け特集ページ「京大工学への第一歩!」(11ページ参照)に「私たちにとっての工学とは」としてジャーニーマップのかたちでわかりやすくまとめていただきました。夢を体現された先生方の知られざる等身大のエピソードと工学への「わくわく感」が,中高生に工学への夢を実感として描かせるのではないでしょうか。
 本誌においても寄稿いただいた皆様の工学への「わくわく感」を大切にお伝えしたいと存じます。

 工学広報No.78をお届けします。
 本号巻頭言では,岸田副研究科長より,ご専門として工学を選び,現在の研究を行っておられる理由について,大学ご在学中のエピソードを中心に伺いました。
 随想では,本年3 月末に本学をご退職されました教授方のうち,山田啓文氏より,研究生活にまつわる思い出等を伺いました。
 ニュースでは,椹木研究科長より京都帝国大学理工科大学開設125周年を記念して創設時の経緯や抱負を,機械系工学教室より機械系工学教室125周年記念事業について紹介いただきました。その他,「“桂結”- 最先端研究機器の進化するネットワーク拠点」の本格稼働開始,Shida Endowment Fund 海外派遣プログラム短期派遣事業, 工学魅力発信タスクフォース, 令和3年度工学研究科長賞について紹介しています。
 紹介では,前号に引き続き,Kyoto iUP 生へのインタビューを掲載しています。本号では,地球工学科のMerdangga Tubagus Daffa Tirtaさんに志望動機や学生生活について伺いました。
 また,卒業生紹介として,松原隆之氏より,学生生活の思い出や現在の業務等について,若手教員紹介として,原口和也氏,辻優依氏より,現在取り組まれている研究のことや将来の抱負について,技術部の日下絵里子氏より,業務内容を伺いました。
 トピックスでは, 京大工学独自の男女共同参画推進支援として,年度末・年度初めの一時保育について紹介しています。
 ご多忙にもかかわらず,原稿依頼をご快諾いただき,貴重な時間をさいてご執筆くださいました皆様に,厚く御礼申し上げます。

編集後記挿絵