Kyoto iUP生へインタビュー Vol.5

Daffaさん

 

工学部地球工学科1回生
Merdangga Tubagus Daffa Tirtaさん
出身地 インドネシア

 

 

Q.留学先に京都大学を選ばれた理由は何でしょうか?
A: 子どもの頃から様々な外国語を学ぶことに興味がありました。日本語にも関心があり,日本の大学をいくつか調べたところ,Kyoto iUPは入学前に日本語を修得する必要がない上,奨学金もあることが大変魅力的だったので選びました。また,高校の先輩がiUP生で,その先輩が京大での留学経験を発表されたのを聞いたのも決め手の一つです。さらに,高校の先生からも京大はノーベル賞受賞者を輩出していて,研究が素晴らしいとよく聞いていました。

Q.地球工学科環境工学コースに在籍されていますが,環境工学を学ぼうと思ったきっかけは何でしょうか?
A: インドネシアでは水質に問題のある河川が多く,父も河川を浄化する仕事をしていることから,自分もその問題に取り組みたいと考えています。具体的には,排水処理設備であるAOP(Advanced Oxidation Process:促進酸化処理)の技術に関心があり,これについて研究する先生がいらっしゃることを魅力に感じて,環境工学を京都大学で学ぶことにしました。

Q.京都大学の生活で印象に残っていることがあれば教えて下さい。
A:みなさん親切で,快適に過ごしています。奨学金制度や時間割について質問があればiUPや工学部の事務職員さんが丁寧に教えてくださいますし,勉強に困れば先生方が優しくサポートしてくださいます。メンターの長谷部先生もとても優しく,特にお世話になっています。また,日本人の友人は生活について色々と教えてくれます。

Q.どんなところで苦労されていますか?
A:来日当初は日本語が全く分からなかったので,コンビニの店員さんが言っていることも分からず困りました。iUPの日本語の先生がとても優しく教えてくださるので,今では大分慣れてきました。

Q.京都に来てからの気分転換やリフレッシュの方法は何でしょうか?
A: 一番はテニスです。今は,京大のテニスサークルと,京都市のテニスサークルに所属しています。来日が2021年10月で,京大のサークルの新歓まで半年あったので,京都での生活基盤が整ったらすぐに市のテニスサークルを探して入りました。日本人の友人を作ることも目的にしていて,幅広い世代のメンバーから色んな日本語を聞いて,分からない単語はスマートフォンにメモをし,iUPの日本語の先生に教えてもらうことを繰り返して語彙を増やしていきました。関西弁も教えてもらって,「しっかりいかなあかん!」とコートでよく声をかけられます。

Q.将来の夢を教えてください。
A: 地球環境の保護に携わるために,環境系の政府機関や世界の機関に勤めたいです。京大で得た知識を多くの人に役立てたいと思っています。4回生からは研究室に所属できるため,AOPをしっかり研究し,途上国でも導入しやすいような安価な技術を作りたいです。

メンターである長谷部伸治先生(国際高等教育院特定教授)と一緒に
メンターである長谷部伸治先生(国際高等教育院特定教授)と一緒に

参照:
Kyoto iUP Webサイト
https://www.iup.kyoto-u.ac.jp/ Kyoto iUP

【Kyoto iUPとは】優秀な留学生の受入れ促進のため,入学段階では日本語能力を問わず,入学決定後に徹底した日本語教育を実施し,専門教育は日本人学生と共に日本語で受講する留学生向けのプログラムです。工学部には,2019年に第1期生が入学しました。