三宅 裕樹

略歴

2007年3月 京都大学工学部電気電子工学科 卒業
2009年3月 京都大学大学院工学研究科電子工学専攻 修士課程修了
2012年3月 京都大学大学院工学研究科電子工学専攻 博士後期課程修了
(学位論文:AlGaN/SiCヘテロ接合界面制御および高電流増幅率SiC系バイポーラトランジスタの実現)
2012年4月 トヨタ自動車株式会社 入社

メッセージ

三宅 裕樹■現在までの職務
・電動車向けSiCパワー半導体開発
・車載半導体プロジェクト推進 他

■博士進学の動機
半導体研究の魅力にハマり、純粋にもっと探求したかった事と、国際学会での発表を経て成果が世界で認められた事や、将来通用する技術・経験・人脈的成長に期待し進学を決意

■博士号取得がキャリアで有用な点
技術面:
核となる技術を有する専門家として認められ、より即戦力・最前線で活躍できます。
実際私はやりたい仕事の部署に配属後、SiCパワー半導体開発の枠を超えて、車載半導体プロジェクト推進という大きな仕事を任され非常にやりがいを感じています。

仕事への姿勢面:

博士課程で高めた物理を探求する姿勢・論理力が大きなアドバンテージとなり、問題解決を原理原則に基づき自力で突破できる点が企業で高く評価されます。

総論:
博士3年の研鑽は、企業で要求される論理思考力・応用力を腰を据えて養うことができるため、卒業後も効率的に成果を出し続ける人材として活躍できます。30年以上ある社会人生活の最終到達レベルを差別化できる貴重な機会と考えます。

■メッセージ
皆様の付加価値をぜひ考えて頂きたいと思います。与えられた問題・責務を果たすことは、決められた境界条件内の問題を解くことと等価であり、その役目は将来AIが担うでしょう。社会が必要とするのは、自分で考え新しい解を生む”創造型”人間であり、Brainが勝負です。博士で学問の研鑽を積み、生涯使える頭脳=資産を養成し、成功を勝ち取って頂きたいと思います。

 2019年5月掲載)