先生からのメッセージ(電気電子工学科)

氏名・所属

Menaka先生

DE‐ZOYSA Menaka
附属光・電子理工学教育研究センター(電子工学専攻) 講師
(2022年4月1日現在)

研究内容について

研究紹介画像1

光を操るナノ技術!
光を欲しいように操ることができれば、これまでの光を扱った応用に革新をもたらしつつ、さらに、これまでにない新しい応用も切り拓くことが可能になります。私たちは、フォトニック(=光)ナノ*構造を人工的に作り出し、その構造を使って、光を自由自在に操る研究をしています。例えば、1mm角という小さな半導体のチップから、欲しいパターン(例えば、京大のロゴマークなど)の光を出したり、同じ1mm程度の大きさのチップから鉄の表面を加工できるほど高いパワーで小さく集光できる光を出したりすることのできる、世の中にない新しい光源などを実現しています。このような技術は、来る超スマート社会を支える重要な技術として期待されます。 (*1ナノメートル=十億分の一メートル)

先生に質問!

研究紹介画像2

■京大生の印象を教えてください。どんな方が多いですか?
京大生の多くは、自由に、自分が勉強したい科目を勉強したり、好きな部活に取り組んだりしながら、楽しく大学生活を過ごしています。そうしながら、自由な発想のもとで物事を考え、新しいことに果敢にチャレンジしています。

■高校の理系科目と、現在の研究内容との繋がりは?
私は、日本ではなく、外国の高校を卒業した後に京大に入学しましたが、高校で学んだ、数学、物理、化学の基礎知識が、現在の研究に大いに役立っています。また、高校で行った実験の経験は、様々なナノ構造を活用して光を操作するデバイスを作製するための、重要な第一歩であったと強く感じています。

■京大工学への進学を検討している人へのメッセージ
京大工学部は、世界のトップレベルの教育・研究活動に取り組んでいます。皆さんが、大学で学んだことを踏まえながら、新しいこと・好きなことにチャレンジできる環境が用意されていますので、この環境を活用して、自らの強みを活かしながら、大いに活躍して欲しいと思います。