先輩からのメッセージ(理工化学科(令和5年度まで工業化学科))

氏名・所属

伊藤さん

伊藤 駿平
工業化学科 4回生
(2022年4月1日現在)

京大工学の魅力

そもそも「工業化学」って?
化学系は工学部の中でも何をして最終的に何につながるのかイメージしにくく、「工業化学」と聞いてもピンとこない人が多いのではないかと思います。しかし工業化学という分野は素材・材料や反応の開発、エネルギーの変換・貯蔵、実際の製造プロセスの検討などを行うあらゆる工業の基礎となるものです。工業化学科ではさらに生物系や創薬・医療などにも関わる研究室もあります。幅広い研究と世界トップレベルの先生方や設備・環境が工業化学科の魅力ではないかと思います。

先輩に質問!

■京都大学工学部を選んだ理由は?
もともと工業やものづくりに関わりたいと思っていたので工学部を志望していましたが、特に京大工学部を志望した理由は京大の雰囲気でした。好きなことを好きなようにできてそれが普通のこととして受けいれられる、いわゆる「自由の学風」とそこに集まる人々に惹かれました。

■高校の理系科目と、現在の学習内容(研究内容)との繋がりは?
高校で学ぶことの延長のようなところもありますが、新しい概念も登場しより詳しく学んでいくことになります。特に数学は高校数学とは様子が大きく変わるので最初は戸惑うかもしれません。また化学に関して言えば、より詳しく電子のふるまいを考えるようになると言えると思います。

■学生生活はいかがですか?
4回生になると研究室がある桂キャンパスに移るため吉田キャンパスでサークル等に参加することは減りましたが、一部のオンラインの活動などには参加したりしています。また研究室に配属されると研究室のメンバーで過ごすことが多くなり、研究室旅行などのイベントもあります。

■卒業後の進路についてはどのように考えていますか?
学部卒業後は大学院に進学を考えています。工業化学科では、学部卒で就職する人もいないことはないですが、かなりの人が大学院に進学すると思います。大学院修士課程修了後は現時点では就職を考えていますが、面白いテーマが見つかれば博士課程に進学するかもしれません。

■京大工学への進学を検討している人へのメッセージ
京大工学部は新しいキャンパスで装置も揃っているのに加えて、共に学生生活を送る仲間が京大生であることも良い点の一つだと思います。京大には独特な考えもそのまま受け入れられる土壌があり、個性的な学生も多くいます。一緒にいておもしろい仲間ときっと出会えるでしょう。

1日の過ごし方

 一日の過ごし方(伊藤さん)