K.J.さん
所属
博士後期課程2回生
電子工学専攻
(2024年3月1日現在)
メッセージ
■大学院に進学しようと思った時期やきっかけ、理由はなんですか?
母国のインドで2年間実務経験を積んだ後、最先端の研究をしたいという強い思いに駆られ、文部科学省国費外国人留学生制度に応募しました。京都大学大学院工学研究科の博士課程前後期連携教育プログラムは、私の研究分野の専門知識を習得するために理想的な環境でした。また、日本の文化や美しさに魅了され、新しい言語の習得に挑戦したかったというのも理由です。
■大学院ではどんな研究をしていますか?
量子センシングの研究をしています。具体的には、真に量子力学的な効果を利用して、可視域の光源と検出器のみで赤外分光を可能にする、新しい赤外分光器の研究で、非常に興味深いです。研究室では、実験装置の開発、実験データの分析、研究論文の精読、研究室の教授の先生方や学生仲間との議論を楽しんでいます。
■修了後の進路予定は?
現段階で明確な進路は決まっていませんが、研究を活かせる道に進みたいと思っています。今は、光の不思議な性質を解明し、それを理論的に説明し、社会に役立つ技術を構築したいです。博士号取得後は、量子技術を専門とする研究機関で働くことを思い描いています。
■京都大学大学院工学研究科に進学を希望している人にメッセージ
京都大学では、自分が選んだ分野で自立して研究を行え、学問的に成長できる環境が整っています。私の所属する研究室では、研究内容を発表する研究会や最新の論文を紹介する雑誌会が定期的に行われています。また、シンポジウムや学会への積極的な参加も奨励されていて、学外の専門家と知り合う貴重な機会も与えてくれます。このような環境が整っている京都大学大学院工学研究科への進学を、私はお勧めします。