N.T.さん

所属

博士後期課程2回生
建築学専攻
(2025年3月1日現在)

メッセージ

N.T.さん

大学院に進学しようと思った時期やきっかけ、理由はなんですか?
修士への進学は学部3年の頃に決めました。大多数が進学する環境ということもありましたが、私は2年生から建築学科に入ったので3年という期間に物足りなさを感じていたのかもしれません。博士後期課程へは、修士研究をするなかでもう少し深く、そして広く認められる研究をしてみたいと感じるようになり、修士1年目の終わり頃に進学を決めました。

大学院ではどんな研究をしていますか?
住環境を計画する際には、そこに住む人がこれまでどんな家でどんな暮らしをしてきたかという経験に目を向けるべきではないかという視点から、語りや間取り図により描かれたさまざまな人物の「住経験」を対象に研究しています。誰もがもつ住経験を議論の俎上に載せられると、住生活や住空間はもっと多様で、それぞれの居住者にとってよいものになると考えています。

修了後の進路予定は?
現在は住経験の情報を活用するための基礎的な部分について研究を進めていますが、将来的には実践を通じて、個々の居住者の住まいのあり方についてもさらに深く考えていきたいと思います。住宅設計の実践と学術研究を通じて得られた知見を、相互に還元し合えるような活動をしたいと考えています。


京都大学大学院工学研究科に進学を希望している人にメッセージ
建築学専攻では各研究室のプロジェクトをはじめ、有志による機関誌の出版、Web記事の執筆など、研究以外にも熱心に取り組める活動がたくさんあり、忙しくも充実した大学院生活が送れる印象です。あとは、京都で生活できることがなによりの魅力だと思います。