科目名 : 数理地質学

科目コード 10F069
配当学年 修士課程・博士後期課程
開講期 後期
曜時限 月曜2時限
講義室 C1-173
単位数 2
履修者制限 有:学部で「地球科学序論」・「地質工学および演習」などの地球科学系授業の単位を取得していること
講義形態 講義・演習・野外実習
言語 日本語・英語隔年開講
担当教員 山田泰広

講義概要

地下資源開発を実施する上で必要不可欠となる「地質現象の数理化」に関する講義を行う。基本的な姿勢として「自然現象は複雑で、数理解析が可能な事象はその一部にすぎない」という視点から、まず地質現象が複雑であることを解説する。次にそれを単純化(モデル化)するための基本理論やそれを応用した各種解析手法、解析事例について講義し、さらに数理化された現象について概説する。また野外地質巡検を実施して崩壊地形や岩石露頭を観察し、地質現象は複数の要因が関与する複雑な現象であることと数理化が可能な事象がその一部に限定されること、数理化に必要となる条件や仮定などを解説する。

評価方法

講義と野外巡検に関するレポートを課し,それに基づいて成績を評価する。

最終目標

学生が「自然現象は複雑で、数理解析が可能な事象はその一部にすぎない」という視点を理解し、それを単純化(モデル化)するための基本理論やそれを応用した各種解析手法、解析事例などを他者に説明できること、さらに野外地質巡検における崩壊地形や岩石露頭の観察を通じて、地質現象は複数の要因が関与する複雑な現象であることと数理化が可能な事象がその一部に限定されること、数理化に必要となる条件や仮定などを理解すること。

講義計画

項目 回数 内容説明
概説 1 講義のテーマ・目的と授業構成、成績評価の方法等について概説する。また、野外巡検開催日を決定する。
地質現象の数理化に関する基本理論 2 地質現象を単純化(モデル化)するための基本理論について解説する。
解析手法と解析事例 6 地質モデルを用いた解析方法とその事例を解説する。また、解釈演習も併せて実施する。
野外地質巡検1 4 京都盆地北東部における野外地質巡検を実施し、岩石露頭や変動・崩壊地形などを観察するとともに、自然現象が複雑系であることと数理解析が可能な事項はその一部であることを解説する。
野外地質巡検2 2 京都盆地南西部における野外地質巡検を実施し、岩石露頭や変動・崩壊地形などを観察するとともに、自然現象が複雑系であることと数理解析が可能な事項はその一部であることを解説する。

教科書

指定しない。必要に応じて研究論文等を配布する。

参考書

随時紹介する。(地質モデルに関する書籍を含める予定)

予備知識

地球科学・地質工学に関する基礎知識、すなわち「地球科学序論」など地球科学に関する学部講義レベルの知識、「地質工学及び演習」などで講義する「地質図・地形図の判読法」の履修を前提とする。

授業URL

その他

本講義では、集中講義形式での野外地質巡検を実施する予定である。講義初回に巡検日程の調整を行うため、受講者は初回に必ず出席すること。