授業科目名 : 水文気象防災学

科目コード 10F267
配当学年 修士課程・博士後期課程
開講年度・開講期 前期
曜時限 月曜3時限
講義室 C1-191
単位数 2
履修者制限
授業形態 講義
使用言語 日本語
担当教員 所属・職名・氏名 寶 馨・中北英一・佐山敬洋・山口弘誠

授業の概要・目的

気候変動や都市化に伴う水循環・水環境の変動と、それが人・社会に及ぼす影響や災害に関する視点を基礎に、水文学と気象学を融合した計画予知とリアルタイム予知の技術論、流域水計画・管理論を展開する。グローバルから都市に至るスケールにおいて、気象レーダーや衛星リモートセンシング情報の利用も交えながら、物理的要素のみならず確率統計的なアプローチも含めて講述する。

成績評価の方法・観点及び達成度

定期試験と平常点を総合して成績を評価する。

到達目標

気候変動や都市化に伴う水循環・水環境の変動と、それが人・社会に及ぼす影響や災害に関する視点を基礎に、水文学と気象学を融合した計画予知とリアルタイム予知の技術論、流域水計画・管理論を習得する。

授業計画と内容

項目 回数 内容説明
レーダーによる降雨観測・予測 2 最新型気象レーダーや衛星搭載レーダーによる降雨観測、それらを用いた降雨量推定、ならびに降雨予測について、最新の情報を提供する。
世界の大雨災害と人・社会と地球温暖化 2 大雨災害が人・社会に及ぼす影響について、海外での洪水災害を例に考える。加えて、温暖化が雨の降り方に影響を及ぼしているのか、どう及ぼすと考えられるのか、またそれらを科学的にどう確認すべきか、治水計画・対応策をどうすべきかについて考える。
水文気象災害とその予防 1 近年、国内外で発生している水文気象災害の事例を紹介し、その特徴を明らかにする。また、災害の予防のための技術、政策や法制度などについて講述する。
水文頻度解析 2 年最大の豪雨、洪水などの水文極値データを確率統計解析し、極端な事象の頻度を求める手法を講述する。実際の極値データ系列を用いて、種々の確率分布をあてはめ、その適合度を評価するとともに、T年確率水文量とその推定精度を求める。
都市河川の水文・水質解析 2  都市河川流域における降雨流出系(自然)と上水道?下水道系(人工)における水・物質の流出現象の解説と解析手法及び評価方法について解説する。特に,ノンポイント汚染源からの流出現象とその河川環境への影響について講述する。
都市域の洪水制御と水環境管理 2  都市域の洪水制御のための下水道および附属する流出抑制のための各種施設の抑制効果や雨水利用の実態などを紹介する。特に,下水道ポンプ場や貯留施設の実時間制御の必要性と,その効果・限界について講述する。
治水ダムの操作とその効果 1 洪水の制御においてダムは有力な手法である。治水ダムの操作方法、近年の大洪水時のダムの操作の実際の事例を紹介し、治水ダムによる安全度の向上について考察する。気象予報と組み合わせた弾力的な操作方法により効果をさらに上げる可能性についても言及する。
水文気象情報の伝達・洪水ハザードマップ 1 種々のメディアを用いて水文気象情報が伝達される。観測から実際の避難・水防活動に至るまでの情報の経路や伝達方法について紹介する。効果的な水防災情報システムの在り方について考察を深める。
試験 1

教科書

無し

参考書等

無し

履修要件

水文学・水工学に関する基礎知識

授業外学習(予習・復習)等

水文学・水工学に関する基礎知識の復習

授業URL

無し

その他(オフィスアワー等)

隔年開講科目。平成30年度は開講しない。