科目名 : 電子回路

科目コード 60100
配当学年 2年
開講期 前期
曜時限 金曜・2時限
講義室 電総大
単位数 2
履修者制限
講義形態 講義
言語
担当教員 杉山和彦

講義概要

「電気電子回路」(60030)における能動素子回路の基礎をふまえて,能動素子のモデル化, トランジスタ回路の基礎, 各種増幅回路,負帰還, 演算増幅回路,および発振回路について述べる.時間が許せば,非線形回路, 電源回路, および雑音についても解説する.

評価方法

定期テストとレポート. 授業URLを参照のこと.

最終目標

電子回路の基礎の習得を目標とします. 基本となる概念(モデル化)をしっかり理解し, それをもとに少しずつ積み上げて電子回路を理解していきます. このことによって, より複雑な回路の動作をも理解できる応用力まで身につけて欲しいです. 基本概念とともに, バイポーラトランジスタとオペアンプを用いた回路を主に習得します.

講義計画

項目 回数 内容説明
能動素子のモデル化 3 能動素子を電気回路として扱うために必要な, 制御電源, および線形化という電子回路で重要な概念について述べる. 続いてバイアスと信号の切り分けについて述べる.
トランジスタ回路の基礎 3 トランジスタの動作原理に基づいた考え方で, 各種接地方式の特徴を述べる. 具体的なバイアス回路について説明する.
各種増幅回路 3 効率に注目しながら, 各種電力増幅回路について説明する. 演算増幅回路などの集積回路で用いられる回路を意識しつつ, 直流増幅回路について説明する.
演算増幅回路 2 増幅器の負帰還とその役割について述べるとともに, 演算増幅器の基本である仮想短絡という概念を説明する. 続いて積分,微分などの線形演算回路や,対数,指数などの非線形演算回路について述べる.
発振回路 2 正帰還を利用した発振回路の原理について述べ,発振回路の各種方式とその特徴を示す.
その他 1~2 時間が許せば, 非線形回路として, 乗算器, 変調回路, および復調回路について述べ, 続いて電子回路のエネルギー供給源としての電源回路,および電子回路における雑音の取り扱いについて説明する.
学習到達度の確認 1~2 本講義の内容に関する到達度を確認する. 到達度不足の人には追加説明を受ける機会を設ける.

教科書

北野: 電子回路の基礎(http://www.kuee.kyoto-u.ac.jp/~kitano/ec/) (レイメイ社)

参考書

石橋: アナログ電子回路 / アナログ電子回路演習 (培風館) ;
霜田, 桜井: エレクトロニクスの基礎 (新版) (裳華房) ;
中島: 基本電子回路 (電気学会)

予備知識

電気電子回路(60030),電気回路基礎論(60630).(電子回路の習得には, 電気回路の基礎をある程度は理解している必要があると思います.)

授業URL

講義のホームページへのリンクはこちら(https://www.t.kyoto-u.ac.jp/lecturenotes/fe/d/60100/outline).

その他

時間の制約から,内容は適宜取捨選択される.レポートでBarCover(http://www.kuee.kyoto-u.ac.jp/barcover/)を利用するので,各自準備すること.講義のホームページは「工学部・工学研究科講義資料のページ」https://www.t.kyoto-u.ac.jp/lecturenotes にある.