授業科目名 : 情報システム

科目コード 91110
配当学年 3年
開講年度・開講期 平成30年度・後期
曜時限 水曜・3時限
講義室 総合研究7号館情報1
単位数 2
履修者制限
授業形態 講義
使用言語 日本語
担当教員    所属・職名・氏名 国際高等教育院・教授・田島敬史

授業の概要・目的

情報システムを構築するための基礎となる理論および構築技術について講述する.特に,Web情報システムの構成,情報検索のための理論,グラフデータの分析技術,Web情報システムで用いられる構造化文書や半構造データの処理などに関する諸技術およびその基盤となる理論について講述する.

成績評価の方法・観点及び達成度

試験によって評価を行う.

到達目標

Web情報システムの構成,情報検索のための理論,グラフデータの分析技術,Web情報システムで用いられる構造化文書や半構造データの処理などに関する諸技術およびその基盤となる理論について理解することを目標とする.

授業計画と内容

項目 回数 内容説明
情報システムの歴史: ハイパーテキストから Webサービスまで 2 人間の知的作業を支援するための情報システムについて,その発展の歴史を概観する.具体的には,ハイパーテキスト(Memex,Dexterモデル,HyperCard),GUIとハイパーメディア(Smalltalk開発環境,SMIL),構造化文書(SGML,HTML,XML)とスタイルシート,Web情報システムの構成法(SOAP, REST, Ajax)などについて触れる.
2
情報検索:評価尺度 2 情報検索における基本的な概念,および,情報検索システムの性能評価に用いられる様々な尺度(適合率,再現率,F-measure,MRR,MAP,nDCG,平均相互情報量,相関係数,順位相関係数,κ係数など)とその背後にあるモデルについて概説する.
情報検索:検索モデル 3 情報検索の基本的モデルの代表的な三つとその様々な発展形(Booleanモデル,ファジー集合モデル,拡張Booleanモデル,ベクトル空間モデル,LSI,LDA,word2vec,確率モデルのうちBinary Independence ModelとQuery Likelyhood Modelなど)について概説する.
2
情報検索:その他 1 検索質問修正・推薦の技術,協調フィルタリングなどの情報推薦技術,構造を持つデータの情報検索技術など,情報検索に関わるその他のいくつかの話題について紹介する.
2
Web分析 2 Webデータのグラフ構造の分析手法について講述する.特に代表的な分析手法として,PageRank,Topic-Specific PageRank,TrustRank,HITS,SimRankなどについて取り上げる.
ネットワーク分析 2 ネットワーク分析の基礎となる概念について講述する.具体的には,スケールフリー性,スモールワールド性,クラスター性などの概念と感染モデル,コミュニティ抽出などの分析手法について解説する.
構造化文書・半構造データのの処理 2 構造化文書や半構造データの表現に用いられるデータ形式の例としてXMLを取り上げ,その汎用処理手法としてDOMとSAX,検索・変換手法としてXPath,XQuery,XSLTについて解説し,各手法のパラダイムの違いについて述べる.また,木構造データの構造を規定する木文法の例として局所木文法,正規木文法,単一型木文法を取り上げ,各言語の表現能力の違いについて解説する.
フィードバック授業 1 学習到達度の確認・講評を行う.
2
1
1

教科書

教材は講義ノートを使用する.

参考書等

履修要件

アルゴリズムとデータ構造入門(91000),言語・オートマトン(91040),グラフ理論(90300),データベース(90980),統計的モデリング基礎(91360)に関する基礎的な知識を有することが望ましい.

授業外学習(予習・復習)等

講義ノートを用いて予習・復習を行うこと.また,授業中の演習問題や宿題を課すことがあるので,これらを用いて予習・復習を行うこと.

授業URL

その他(オフィスアワー等)

オフィス・アワー:事前に担当教員とメール連絡を行うこと(メールアドレス:tajima@i.kyoto-u.ac.jp).