授業科目名 : 化学実験の安全指針

科目コード 70960
配当学年 4年
開講年度・開講期 平成29年度・前期集中:4月上旬
曜時限 第4及び第5時限
講義室 桂A2-306・桂ホール
単位数 1
履修者制限 有 研究室に配属された工業化学科4回生
授業形態 講義
使用言語 日本語
担当教員    所属・職名・氏名 工学研究科・准教授・中川浩行,工学研究科・教授・陰山洋,工学研究科・准教授・中村洋,工学研究科・講師・大前仁,工学研究科・講師・永木愛一郎,工学研究科・准教授・菅瀨謙治

授業の概要・目的

特別研究を開始する4回生が安全に研究実験を遂行するために、化学に関する安全および環境保全についての基礎を教授する科目として、「化学実験の安全指針」を第4学年前期の4月中旬午後に全6回の集中講義の形式で配当する。本教科では、安全衛生の基礎と実験の基本、事故・災害の例、酸・アルカリおよび毒劇物の取扱い、防災処置および環境保全、火災、ガス・高圧ボンベおよび危険物の取扱い、電気に関する安全教育も含めて講義する。

成績評価の方法・観点及び達成度

平常点および小テスト

到達目標

化学に関する安全および環境保全に関する基礎知識を習得し、高い安全意識を身につける。

授業計画と内容

項目 回数 内容説明
安全衛生の基礎と実験の基本 1 初めて研究室に入る人のために、安全衛生の成り立ちとその考え方および実験室での常識とマナー、化学物質の有害性、実験中の安全指針や事故災害の防止対策などの基本的な必須事項について述べる。
化学実験の事故・災害例 1 実際に化学実験室で起った事故、災害を中心に紹介し、それらの原因、理由をもとに、出会った際に取るべき対応処置、対策や、防止するためにはどうすればよいかなどについて述べる。
酸・アルカリ、毒物・劇物および環境保全 1 地球環境保全と調和のとれた化学技術の発展を心がけ、化学実験を安全に行うためには、まず化学物質について認識を深めることが重要である。化学物質の安全性評価法や毒物・劇物取締法による取扱注意試薬について解説する。また、廃液などの実験廃棄物の処理や化学物質による環境汚染の防止についても述べる。
危険物の取扱と防災措置 1 実験室には多くの危険要因がある。危険物などの種類と特性、取扱いや保管における注意点について解説し、これと関連して、地震に対する具体的な方策と防火措置について述べる。また、その他の危険要因に対する注意点と対策についても 述べる。
火災 1 火災において建物が耐火構造になっていても死者が100人以上出ることがある。火災を化学の立場から考察するとともに、防止する方策を教授する。
ガス・高圧ボンベの取扱い 1 化学実験では薬品とともにガスを取り扱う機会が多い。安全なガスと思われている窒素・酸素でも扱い方によっては大変危険である。ガスの種類・性質、ボンベ・調圧器の扱い方、ガス漏洩時の処置などを教授する。

教科書

授業初回に「安全の手引」(京都大学工学部・工学研究科編)を配布する。2回目以降は、それを持参すること。

参考書等

「実験を安全に行うために」(化学同人)
「化学実験の安全指針」(日本化学会編,丸善)

履修要件

第3学年配当の各コース実験を履修していること。

授業外学習(予習・復習)等

授業URL

その他(オフィスアワー等)

受講生を2クラスに分け、同じ時間帯に講義を行う。(クラスⅠ:T17・18、クラスⅡ:T15・16、ただし留年生はクラスⅡとする。)
毎回出席を調査する。小テストを行うか、または講義時間内にミニレポート提出させる。