授業科目名 : 化学のフロンティア(創成化学)

科目コード 71270
配当学年 4年
開講年度・開講期 平成29年度・前期
曜時限 金曜・4時限
講義室 桂A2-307
単位数 2
履修者制限
授業形態 講義
使用言語 日本語
担当教員    所属・職名・氏名 工学研究科・教授・古賀毅,再生医科学研究所・准教授・山本雅哉、工学研究科・准教授・大内誠、工学研究科・教授・大塚浩二、工学研究科・教授・中尾佳亮、化学研究所・准教授・大野工司、工学研究科・准教授・竹中幹人、工学研究科・教授・田中勝久、工学研究科・教授・三浦清貴、工学研究科・教授・瀧川敏算

授業の概要・目的

創成化学コースを構成する研究室において行われている最先端の研究について,研究者自身が分かりやすく解説する.本講義は,金曜日午後13:00~14:30,14:45~16:15の2講時連続の集中講義方式で,計7日開講される.開講日は別途掲示する.

成績評価の方法・観点及び達成度

成績は出席,レポートの結果を総合して判定する.

到達目標

化学の代表的な研究分野で展開されているフロンティア研究について、現状および将来の展望についての知識を得るとともに、化学が果たす社会的役割を理解する.

授業計画と内容

項目 回数 内容説明
有機化学と分析化学の最前線 2 有機金属化合物を用いる精密有機合成は,分子構築の最も有力な手法となっている. その方法の概論と具体的な最先端の研究例を示し,分子構築の最前線を示す.ミクロ/ナノスケールの高性能分離分析手法に関する最新のトピックスを講述する.
高分子物性の最前線 2 高分子は様々な分子集合構造を形成しながら,優れた物性を発現する.本講ではブロック共重合体やグラフト共重合体はナノメートルオーダーの規則正しいミクロ相分離構造を自己組織化により形成するが,そのナノパターンを用いたデバイスや新材料の開発について概説する.
高分子合成の最前線 2 有機化合物の基本骨格の一つである炭素-炭素結合に着目し,その骨格を構築する重合法,高分子合成法の進歩を述べるとともに,特に、炭素-炭素三重結合の特徴を活かした共役高分子系に関して最近の例を紹介しながら解説する.
無機材料化学の最前線 2 スピンエレクトロニクスやフォトニクス材料への応用を目的とした新しい無機材料の合成と機能について講述する.
医用高分子の最前線 2 薬物治療,予防,診断など,現在の医療現場では,種々の高分子材料が用いられている. 本講では,これらの材料を設計する上で必要となる材料学的基礎事項について講述する.さらに、高分子材料を用いたドラッグデリバリーシステム(DDS)あるいは再生医療への応用についても概説する.
高分子設計の最前線 2 高分子に機能をもたせ活用するためには,高分子を合理的に設計し合成する化学が不可欠である.最近,進歩が著しいリビングラジカル重合法の基礎的理解を深めるとともに,材料設計という観点からの応用,特に,表面グラフト重合への応用とその関連事項について概説する.
高分子材料化学の最前線 2 エラストマーや高分子ゲルの物性に関する最近の話題を解説する.超分子から分子集合体、分子組織体へと展開する流れと、カテナンやロタキサンといった分子アーキテクチュアの動向を、ナノ材料の開発の観点から解説する.
フィードバック 授業全体を通しての学習状況や目標達成度について講評する.

教科書

教科書は使用しない。授業にて適時配布資料やパワーポイントを用いて説明する。

参考書等

履修要件

有機化学、物理化学、無機化学、分析化学、高分子化学の基礎的な科目を履修済みであることが望ましい。

授業外学習(予習・復習)等

授業URL

その他(オフィスアワー等)

同一時間帯(金曜日3,4時限)に開講される「産業科学特論」とは,開講日が重複しないように配慮されている。したがって本講義「産業科学特論」の両方を受講することが可能である.なお,授業内容は変更される可能性がある。