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理数学生応援プロジェクト

グローバルリーダーシップ工学教育プログラム

国際社会で活躍する科学技術リーダーを育成

工学部では、世界の科学技術を飛躍的に発展させリードするための高度創造力・問題発掘能力・企画力・実践力を養い、国際社会で発生するさまざまな課題を克服解決し、人類の持続的発展に寄与するグローバルリーダーを育成するための特別な工学教育カリキュラムを配当しています。

理数分野で優れた能力と意欲をもつ学生は

京都大学工学部の6つの学科を経て、大学院工学研究科・エネルギー科学研究科・情報学研究科・地球環境学舎で各専門分野の先端科学技術を修得し、科学技術を駆使して国際社会の問題解決に当たるグローバルリーダーに育つことが期待されています。

京都大学工学部はみなさんのキャリアパスに応える専門教育とともに、「グローバルリーダーシップ工学教育」を提供します。

「グローバルリーダーシップ工学教育」のねらい

平成15年度に8大学(北大・東北大・東大・東工大・名大・京大・阪大・九大)の工学系学部4年生を対象に実施したアンケート調査の結果によると、異文化適応力、学際力、英語力のような国際化対応能力や幅広い学識の重要性を強く意識しているが、これらの到達度はかなり低いと自己評価しています。

このような実情を重く受け止め、工学部では、専門分野の基礎知識や研究能力の修得と並行して、科学技術を背景とした国際コミュニケーション能力を高め、グローバル社会でリーダーシップを発揮できる工学系人材の育成を目指して、新しい工学教育のカリキュラムづくりに取り組んでいます。21世紀に入って、環境、エネルギー、水、食糧、災害、感染症など、科学技術によるアプローチが不可欠な地球規模の克服課題が加速的に増大しています。そこで、日本の科学技術力を国際社会で積極的に活用した外交フレームづくりを始め、途上国を中心に国際社会で拡大する解決困難な課題の本質を総合的に理解し、その解決に向け率先して取り組む工学系リーダーの育成が新時代の工学教育に求められています。

この要請に応えようと、工学部は「グローバルリーダーシップ工学教育」プログラムを構想し、新しいカリキュラムを練るために、工学部6学科の学科長 経験者らで構成されるプログラム総括委員会を設置しました。この委員会では、高等学校から京大工学部、さらに工学関連の大学院4研究科へと繋がる理数学生 向け人材育成のキャリアトラックを想定し、工学部4年間にわたって一貫した「グローバルリーダーシップ工学教育」を学年進行で実施するための工学部共通カ リキュラムを編成しました。

グローバルリーダーシップ カリキュラム構成icon_pdf.gif(14.3KB/pdf)

先端工学リーダーシップ序論「知の巨人塾」

第1学年配当科目の「知の巨人塾」は、前期終了直後の3日間、各界の知の巨人をお招きして集中講義方式で実施します。これに先立つガイダンスとして新入生歓迎記念講演会を入学式前に開催し、「グローバルリーダーシップ工学教育」プログラムの目gl1.jpg標 とカリキュラムの概要を説明します。平成20年度の記念講演会は、工学部新入生978名のほか、近畿圏の高校生を招待し、京都国際会館で開催しました。講師には、2002年度ノーベル化学賞受賞者の田中耕一博士(京都大学客員教授)、2007年度ノーベル平和賞受賞団体のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change; 気候変動に関する政府間パネル)事務局長のRenate Christ博士ほかをお招きし、「地球と未来社会を支えるテクノサイエンス」を主題に、地球規模の多様な課題を克服するために期待される科学技術の役割について講演していただきました。

先端工学英語演習

自宅からも利用可能なオンライン自習システムと講師とのコミュニケーションの組合わせにより、国際社会で通用する科学技術用語の活用法と自己表現能力を養います。

先端工学リーダーシップ演習「知の冒険塾 I 」

所定の基準で選抜した2・3年生を対象に、座学よりも実学を重視する観点から、先端科学技術を基盤とする製造業の生産ラインや開発現場での研修、京都で開催される各種国際会議への聴講参加などを通じて、科学技術の発展の流れや歴史・文化との繋がりを体験学習させます。

先端工学リーダーシップ演習「知の冒険塾 II 」

所定の基準で選抜した4年生を対象に、日産科学振興財団や世界銀行などの学外機関と連携して、少人数ワークショップ形式で自立的な課題抽出と調査活動を実施します。この演習科目の平成19年度試行取組として、日産科学振興財団主催の革新的若手科学技術者向けリーダーシップ育成プログラムである日産 LPIE(Nissan Leadership Program for Innovative Engineers)の参加メンバー(工学系の学部卒業または大学院修了後10年ほど実務経験をした企業の中堅技術者および同年齢層の大学教員)による合宿研修に合わせてジュニア版プログラムを設け、小論文試験に合格した11名の4年生が参加しました。合宿では、キーワードごとに3グループに分かれてグループ討論を深め、課題の特定と問題解決に至る方法を提案書にまとめるプロセスを体験しました。

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