授業科目名 : 水工計画学

科目コード 10F464
配当学年 修士課程・博士後期課程
開講年度・開講期 前期
曜時限 金曜2時限
講義室 C1-191
単位数 2
履修者制限
授業形態 講義
使用言語 日本語
担当教員 所属・職名・氏名 立川 康人, 市川 温

授業の概要・目的

水文頻度解析、水文時系列解析、水文モデリングを駆使した水工計画手法および実時間降雨・流出予測手法を講述する。まず、水文頻度解析および水文時系列解析手法を解説し、治水計画・水資源計画における外力の設定手法を講述する。次に、雨水流動の物理機構および人間活動の水循環へのインパクトを踏まえた水文モデルと水文モデリングシステムを講述する。次に、これらを用いた治水計画手法や流域管理的治水対策について議論する。また、時々刻々得られる水文情報を用いた実時間降雨・流出予測手法と水管理について講述する。

成績評価の方法・観点及び達成度

レポート試験(100点)により成績を評価する。

到達目標

河川流域を対象とし、治水計画の基本となる外力設定や水文シミュレーションモデルの流域管理への応用方法を理解する。また、実時間降雨流出予測手法を理解する。

授業計画と内容

項目 回数 内容説明
概説、我が国の治水計画・水資源計画 1 講義の目的と構成を示し、我が国の治水計画・水資源計画を概説する。
水文頻度解析と水工計画 3 水文量の統計的解析手法、確率水文量を解説する。確率水文量の水工計画への応用を示し、計画降雨の設定手法を講述する。また降雨のDAD解析、IDF曲線について講述する。
水文時系列解析と水工計画 2 水文量の時系列解析手法を解説する。水文量の時系列モデルの水工計画への応用を示し、水文時系列モデルの構成法と時系列データの模擬発生手法を解説する。また、水文量の空間分布と確率場モデル、水文量の Disaggregation について解説する。
流出システムのモデル化 2 治水計画・水資源計画に必要とされる水文モデルを後述する。また、流出予測の不確かさは不可避であり、それが水文モデルの構造の不十分さ、モデルパラメータの同定の不十分さ、データの不十分さから由来することを述べる。特に、水文モデリングの時空間スケールとモデルパラメータとの関連を解説し、それと水文予測の不確かさとの関連を述べる。
水文モデリングシステム 2 水工シミュレーションにおける水文モデリングシステムの重要性を述べる。次に、水文モデリングシステムのデモンストレーションを通して、水文モデリングシステムを理解する。
水害に対する流域管理的対策 2 水害に対する流域管理的対策の費用便益評価手法について述べる。
実時間降雨流出予測と水管理 2 時々刻々得られるレーダー情報や地上観測雨量を用いた短時間降水予測手法を解説する。次に、カルマンフィルター理論を解説し、カルマンフィルター理論を導入した実時間洪水流出予測手法と水管理を講述する。
定期試験等の評価のフィードバック 1 定期試験等の評価のフィードバックを行う。

教科書

水文学・水工計画学(京都大学学術出版会)を用いて講義を進める。

参考書等

エース水文学(朝倉書店)、例題で学ぶ水文学(森北出版)

履修要件

水文学および確率・統計に関する基礎知識を有すること。

授業外学習(予習・復習)等

授業URL

http://hywr.kuciv.kyoto-u.ac.jp/lecture/lecture.html

その他(オフィスアワー等)