工学部・工学研究科の国際交流活動(2022年10月~2023年9月)

 コロナ禍により一時期外国の大学からの表敬訪問が途絶えていましたが,昨年より活発に国際交流活動が再開されています。
 2022年11月18日,ブラウィジャヤ大学 Hadi Suyono工学研究科長一行10名が工学研究科を表敬訪問されました。ブラウィジャヤ大学は1963年に東ジャワ,マラン市に公立大学としてスタートし,現在インドネシアでも屈指の有名校です。工学研究科社会基盤工学専攻・都市社会工学専攻は,これまでブラウィジャヤ大学と共同研究の実施や留学生の受入れなど活発な交流を行ってきました。
 この度来日された訪問団のお一人,Ari Ismu Rini Dwi博士は,2008 年に最初の留学生として来日し,卒業されました。博士は2019年にもご来学されており,京都大学とブラウィジャヤ大学を結ぶ役目を担っておられます。
 表敬訪問では,今後の両大学の交流の促進について,特に学術交流の可能性について積極的な意見交換が行われました。

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 2023年3月7日, 香港中文大学(深圳)Yangsheng Xu学長一行4名が椹木研究科長(当時)を表敬訪問されました。香港中文大学(深圳)は2014年に設立された新しい大学で,2022年3月に同大学理工学院と本学 工学部・工学研究科は部局間学術交流協定と学生交流協定を締結し,交流を図ってまいりました。
 今回,香港中文大学(深圳)からYangsheng Xu学長,Benzhong Tang理工学院長 他2名の方々が来日され,椹木研究科長(当時)を訪問し,両大学間の研究および教育の連携・交流をより一層強化していく事について話し合われました。
 同大学では,本学をはじめ日本の大学と研究・教育面での交流を今後一層深めたいと考えており,香港中文大学(深圳)の教育方針や教育プログラム等についてご紹介いただき,また,シンガポールなどアジアの大学と行っているプログラムについても,学長よりお話しいただきました。
 今回の訪問で,両校の交流がより一層発展し,研究・教育両面での連携が強まる事が期待されます。  

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 2023年4月17日,ルーヴェン・カトリック大学一行9名が工学研究科を表敬訪問されました。ルーヴェン・カトリック大学は1425年にローマ教皇によって創設された総合大学であり,現存するカトリック系大学では世界最古の大学です。本学とは2020年に大学間学生交流協定および学術交流協定を締結し,交流を図ってまいりました。
 工学研究科建築学専攻では,これまでルーヴェン・カトリック大学と大学間学生交流協定に基づく学生の受入れや派遣,短期プログラムによる短期交流学生の受入れなど活発な交流を行ってきました。
 午前中は吉田キャンパスにて湊長博総長への表敬訪問ののちナノテクノロジーハブ拠点を見学されたあとに,桂キャンパスへお越しいただきました。
 両校の今後の交流についても活発な意見が述べ合われ,立川研究科長より工学研究科学生の海外派遣のための奨学金制度や今後の学生交流の促進の重要性について双方で共有されました。
 表敬訪問の後は各人の専門分野に分かれて電気系,化学系,建築系の各専攻の研究室や実験室等を見学され,各所でも活発なディスカッションが行われました。

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 2023年5月15日,東南大学一行5名が工学研究科を表敬訪問されました。
 東南大学は,1902年に創立された中国の古都である南京に本部を置く国立大学です。本学とは2016年に部局間学生交流協定および学術交流協定を締結し,交流を図ってまいりました。
 工学研究科建築学専攻では,これまで東南大学と部局間交流協定に基づいて,研究交流や学生の受入れなど活発な交流を行ってきました。また今回来日された訪問団のおひとりである李永輝准教授は,2010年に本学の建築学専攻で学位を取得しており,東南大学と京都大学とを結ぶ役割を担っておられます。
 同大学では,建築学のみならず,他専攻,そして他の学部とも研究・教育面での交流を今後一層深めたいと考えており,東南大学の概要や教育プログラムについてご紹介頂きました。そして同大学工学研究科の材料工学専攻長である孫正明教授からは,同専攻について詳しくご紹介いただきました。

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(桂地区(工学研究科)学術協力課・教務課)