Kyoto iUP生へインタビュー Vol.7

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工学部建築学科2回生
UNO IRSYAD ZAHID KAMILさん
出身地 インドネシア

Q.留学先に京都大学を選ばれた理由は何でしょうか?
A: 高校生のときに留学先を調べていて,やりたいことがあったのが京都大学でした。当時は建築学の他,宇宙科学も学びたいと思っていました。京都大学のKyoto iUPは,色んな学部が選択できることも選んだ理由の一つです。

Q.建築学科で学ぼうと思ったきっかけは何でしょうか?
また,建築学を京都大学で学ぶ魅力は何だと思いますか?
A: 父が建築学科を勧めてくれたことが一つのきっかけです。またインドネシアで大きな地震が起こったとき,伯母や伯父が被災地へボランティアに行っていて,その時の様子を聞きました。日本とインドネシアは地震が多く起こることは同じですが,地震への対応については,日本にはできて,インドネシアではできないことがあります。そういった技術を学んで,インドネシアに持ち帰りたいと思ったことがきっかけとなりました。ただ,京大に来て出会った友人の影響で,今は構造学よりもデザインを学びたいと思っています。
 また,京都大学では建築家として有名な平田晃久先生に学ぶことができます。他にも有名な建築家の先生が来られて,私達がつくった模型を見てくれる機会があります。そういった点が,京都大学で学ぶ魅力だと思います。

Q.京都大学の生活で印象に残っていることがあれば教えて下さい。
A: 1日中製図室で模型を作ったことが印象に残っています。一晩友人たちと寝ずに模型を作り,翌朝クラシックを聞きながら家に帰ったときの開放感は素晴らしかったです。

Q.どんなところで一番苦労されていますか。
A: 今は模型を作ることに苦労しています。1年生のときは文献を参考にして模型を作っていましたが,2年生になると,自分でコンセプトやスタイルを考えて作り出さないといけないことが大変です。
 生活の面では,最近寮から引っ越しをして,その手続きが大変でした。

Q.京都に来てからの気分転換やリフレッシュの方法は何でしょうか?
A: 旅行をすることです。1年生のときは京都市内の色んなところに行きました。金閣寺へは夏と冬に行き,夏は緑と光に包まれた写真,冬は雪を被った金閣寺の写真が撮れてよかったです。その他も大阪や神戸,東京にも旅行に行きました。印象的だったのは関ケ原に行ったことです。自分で計画を立てて,日本の歴史も少し勉強して行きました。インドネシア人の友人とバトミントンをしたり,日本人の友人とカラオケやお祭りに行ったりすることも楽しく,よい気分転換になっています。

Q.将来の夢を教えてください。
A: 近い夢は,日本に残って大学院に進学するか,建築系の仕事に就くことです。遠い夢は友人たちと一緒に有名な建築家になることです。インドネシアは家族や友人を大勢家に呼んでパーティやイベントをします。日本の家は小さいですが,普段少ない人数で人が住んでいても,大勢の人を集めてパーティができるような家をいつか作りたいです。

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メンターである長谷部伸治先生(国際高等教育院特定教授)と一緒に

参照:
Kyoto iUP Webサイト
https://www.iup.kyoto-u.ac.jp/ 
Kyoto iUP

【Kyoto iUPとは】優秀な留学生の受入れ促進のため,入学段階では日本語能力を問わず,入学決定後に徹底した日本語教育を実施し,専門教育は日本人学生と共に日本語で受講する留学生向けのプログラムです。工学部には,2019年に第1期生が入学しました。