ホーム / 概要 / 学部長・研究科長あいさつ / 研究科長あいさつ

研究科長あいさつ

北村先生名前入京都大学大学院工学研究科では、数学、物理学、化学、生物学などの自然科学の基礎研究と、これらの基礎研究を通じて解き明かした自然の仕組みについての知識を活用した多様な応用研究を行っています。また、人文科学や社会科学の諸要素をも巧みに取り入れることにより、わたしたちの暮らしを豊かにするだけでなく、人類社会が調和を保ちつつ持続して発展できるように、安全性の確保や環境の保全などのための新しい科学技術の開発研究に励んでいます。

本研究科の大きな特色のひとつとして、基礎研究を重視していることが挙げられます。本研究科では、「学理はさておき、どのようにすれば目的を達成することができるか?」を考える世間一般で言われる工学的アプローチとは異なり、応用目的をもつ課題に対しても、「なぜそのような現象が起こるのか?」を追及する、ものごとの根源から研究を始めて、課題解決の糸口を見いだす独自のスタイルを貫いています。この研究スタイルこそが、数多くの独創的でレベルの高い研究成果を産み出す活力であり、そのような研究現場で教育を実践し、ノーベル賞受賞者を含む幾多の有能な研究者や技術者を輩出してきたことに、私達は誇りを感じています。

本研究科は、現在17専攻とセンター等で構成されており、各専攻はそれぞれの専門分野で国際的に高く評価される研究実績を残しています。また、これらの学術研究を進める土壌を媒介として、学生の独創的な研究能力や技術開発能力を養う、高度で魅力ある大学院教育を実践しています。各専攻の研究内容や教育理念、さらに専攻を構成する大講座と研究分野の概要については、このホームページにリンクした各専攻のサイトで紹介されていますので、ぜひご覧ください。

多様な工学分野において最高レベルの研究教育を行うためには、建学当初の精神を継承しつつも、国内外を問わず社会との接点を保つことにより、必要に応じて異分野間の融合と新分野の創出を図ることが必要不可欠です。本研究科は常に効果的な大学院教育の制度設計と環境整備に務めており、現在もなお進化し続けています。その一環として、2003年(平成15年)に開校した桂キャンパスを工学研究科の新しい教育研究の場と定め、各系専攻の移転を順次進めています。

このホームページを通して、京都大学大学院工学研究科が果たしている学術文化への国際貢献や、それらの成果を社会に還元している大きな役割の一端に触れていただければ幸いです。そして、日本国内はもとより、広く諸外国からも、数多くの有能な皆さんが本研究科に入学を果たされ、創造性に満ちた研究能力を養い、国際社会で活躍できる研究者・技術者に育たれることを期待しています。