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教育ポリシー(博士後期課程)

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 京都大学大学院工学研究科は、学問の基礎や原理を重視して環境と調和のとれた科学技術の発展を先導するとともに、高度の専門能力と創造性、ならびに豊かな教養と高い倫理性・責任感を兼ね備えた人材を育成することをめざしています。博士後期課程では、研究を通じた教育や実践的教育を介して、新しい研究分野を国際的に先導することのできる技術者、研究者の育成をめざします。

 上記のような人材育成の目標のもと、次の条件を満たした者に博士(工学)の学位を授与します。

 所定の期間在学し、本研究科の目標に沿って設定された授業科目を履修して、基準となる単位数(10単位)以上を修得するとともに博士論文の審査及び試験に合格することが、博士(工学)の学位授与の必要条件です。
 博士後期課程の修了は、博士学位申請者が提出した博士論文が研究の学術的意義、新規性、創造性、応用的価値を有しているかどうか、博士学位申請者が研究企画・推進能力、 研究成果の論理的説明能力、ものづくりやシステムづくり等を通じて人類の福祉や地球社会の持続的発展に貢献するための高度で幅広い専門知識、学術研究における高い倫理性と責任感を有しているかどうか等を基に認定されます。

 なお、学修・研究について著しい進展が認められる者については、在学期間を短縮して博士後期課程を修了することができます。

 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 京都大学大学院工学研究科は、学位授与の方針に掲げる目標を達成するために、次のような方針に沿って教育を行います。

  1. ものづくりやシステムづくり等を通じて人類の福祉や地球社会の持続的発展に貢献するための高度で幅広い専門知識の修得に加え、研究を通じた教育や実践的教育を介して、研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、学術研究における高い倫理性と責任感を備え、創造的研究チームを組織し新しい研究分野を国際的に先導することのできる研究者を育成する。
  2. 学問の過度の専門化に陥ることなく、幅広い視野から自己の研究を位置づけて体系化を図るとともに、常に進取の精神をもって未踏の分野に挑戦する領域開拓者となり得る素地を形成する。
  3. 研究の深化を図るとともに、強い責任感と高い倫理観をもってその研究を見つめ、それが人や自然との調和ある共存という目的に適っているかどうか絶えず批判的に吟味できる力を育てる。
 このような教育方針を実行するために、工学研究科では、博士学位を有する技術者・研究者を育成するための教育プログラムとして、博士課程前後期連携教育プログラムを開設しています。連携教育プログラムには、博士後期課程の3年型、修士課程・博士後期課程連携の5年型及び4年型(修士課程2年次より編入)のコースがあります。開講科目としては、学修専門分野の学識のさらなる深化・進展を目的とする科目(コア科目・メジャー科目)、広い学識の修得を目的とする学修専門分野とは異なる分野の科目(マイナー科目)、実践性の涵養を目的とする科目(On the Research Training科目、インターンシップ科目)が開講されています。また、国際性を育むために、国際インターンシップや英語で行われる授業も開講されています。

 なお、上記の教育課程編成方針をより効果的に実施するため、各科目の内容や重要度等により、年次配当や必修・選択の科目区分等を設定し、学修要覧や履修モデル、コースツリーなどを用いてその体系性や構造を明示しています。各科目の学修成果は、定期試験、レポート、実験・実習成果、授業中の発表などの平常点で評価し、各授業科目の内容や学修成果の評価方法については、科目ごとの学習計画の概要表(シラバス)に記載しています。

 学生は、在学中、学修専門分野の研究室に配属され、教員の指導のもと特定の研究課題に取り組みます。研究開始においては、指導教員との十分な議論を通して、研究の目的、内容、計画を定め、研究を進める中で、セミナーや論文輪読会、個人面談などの機会を通して、研究の進捗、計画の変更などの議論を頻繁に行い、成果を国内外の学会ならびに学術雑誌等で発表し第3者の評価を受けながら、最終的に博士論文としてまとめます。また、指導教員との相談のもと、教育プログラムで開講される科目のなかから取捨選択し、学生の能力とキャリアパスに合わせた独自のカリキュラム(テーラメードカリキュラム)を構成し学修していくことを通じて、上記教育方針でめざすところの知識と能力を身につけられるようになっています。

 上記のような教育課程編成のもと、学位授与の方針に沿い、博士論文においては、博士学位論文内容の予備検討委員会及び調査委員会ならびに公聴会での口頭試問や、研究指導を受けている時に行った活動(関連学会や学術誌への論文発表、国内・国際会議等での発表、研究室におけるゼミナール、On the Research Training、インターンシップ等)を通じて評価されます。

 なお、専攻によっては研究指導に際して進級審査等、また論文提出に際して中間報告・審査等の独自の規定を設けていることがあります。

●各専攻・分野における教育概要等PDF File