工学部卒業生 山西 利和 選手が東京2020オリンピック 男子20km競歩で銅メダル獲得

工学部物理工学科卒業生の山西 利和 選手が東京2020オリンピック競技大会 男子20km競歩にて銅メダルを獲得しました。
おめでとうございます。

椹木工学部長よりお祝いのメッセージ

山西 利和 選手 20km競歩 銅メダル獲得、誠におめでとうございます。
競技種目でのメダル獲得、歴史を塗り替えてくれました。
京都で育ち、京都大学工学部で学ばれてのこの偉業達成。もはや「京大出身なのにすごい」なんて言わせませんよ、「山西選手だからすごい」のです。
ゴール後、日の丸をなびかせての笑顔が目に焼き付いています。
そしてその笑顔の裏のこれまで努力されてきた姿が目に浮かびます。
鍛錬を積み重ね、まさに「継続は力なり」の座右の銘を実践され、持てる力を思う存分に発揮し、見事な歩きで最後まで頂点を争われた姿に心から敬意を表します。
教職員および学生一同、OBの方々等の皆さまとともに、心からお祝い申し上げます。
感動をありがとうございました。 

  令和3年8月5日
京都大学工学部長

椹木 哲夫

杉江名誉教授(工学部在学時の指導教員)よりお祝いのメッセージ

山西君おめでとう!

山西君、オリンピックの20km競歩での銅メダル獲得、おめでとうございます。皆に注目されるすごいプレッシャーと札幌とは思えない当日の暑さの中での快挙、ほんとにすばらしいと思います。

山西君が4回生の卒業研究で、私の研究室に配属されたとき、誰かが「山西って、あの山西か」と言ったのを聞き、その時、初めて陸上で活躍している選手だと知りました。配属後、研空室での輪読や研究会を通じて、山西君がしっかりと専門的知識を修得しているなあと感心していたので、「大学院に進学しない」と聞いたときには驚きました。もったいないなあ、こんなにできるのに・・・と。でも私が間違ってましたね。ユニバーシアード、世界陸上の優勝などその後の桁違いの活躍が、それを証明しています。 他の学生と異なり、国内合宿や海外遠征などで多くの時間をとられる中、短時間に集中して、卒業研究を着実に進めていたのが思い出されます。卒業研究は「部分空間法を用いた信号の周波数推定」という題目でしたが、今から考えると、4回生にこんな難しい課題をよく与えたものです。

社会人になってからも、競歩の華々しい成果にうかれることなく、理詰めで地道な練習に励む姿は、さすがに山西君だと感心させられます。今後も、エンジニアと競歩選手の2足の草鞋を楽しみながら極めていかれることを祈念します。

 令和3年8月5日
京都大学名誉教授
杉江 俊治

京都大学総長よりお祝いのメッセージ

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