陰山洋教授を代表者とする先端国際共同研究推進事業「TOPのためのASPIRE」/研究課題「次世代複合アニオン科学:反応・構造制御と新機能」の開始について

物質エネルギー化学専攻の陰山洋(かげやまひろし)教授を代表者とする提案が、科学技術振興機構(JST)による令和6年度先端国際共同研究推進事業「TOPのためのASPIRE」に採択され、2024121日に研究プロジェクトが発足しました。本プロジェクトは、これまでの研究拠点形成事業(JSPS Core-to-Core Program)「エネルギー変換を目指した複合アニオン国際研究拠点」(20202024)で築き上げた京都大学工学研究科の研究拠点とその研究基盤を中心に、人間・環境学研究科、理学研究科、エネルギー科学研究科等の部局との連携を新たに深め、研究推進と人材育成のさらなる発展・展開を目指します。国内外の研究ネットワークを最大限に活かし、「国際的な知的交流の促進」および「次世代研究者の育成」を積極的に推進していきます。

採択されたプロジェクトの詳細

ASPIREは、世界の頭脳が行き交う活発な国際研究の潮流を創出し、日本の科学技術力を新たな高みへと導く先端研究支援事業です。日本と科学技術先進国・地域との間で世界最高峰の研究者同士が緊密なネットワークを築き、科学技術の革新的な発展と共に、特に、若手研究者の育成を推進します。 

このたび採択されたプロジェクトでは、マテリアル分野において「次世代複合アニオン科学:反応・構造制御と新機能」の開拓を目指し、京都大学を日本の中心拠点として、英国、米国、フランス、ベルギー、ドイツの研究機関との国際研究ネットワークを構築します。各国の研究者と活発な研究交流を通じて、次世代複合アニオン化合物の創成と革新的機能の探索に挑戦します。また、この国際的な研究活動を通じて、将来の材料科学をリードする国際的な研究者の育成に取り組みます。

研究課題:次世代複合アニオン科学:反応・構造制御と新機能

期間:2024年度~2029年度(2024年12月~2030年3月)5年間

日本側研究代表者:物質エネルギー化学専攻 陰山 洋 教授

相手側研究代表者:

(フランス)ローラン・カリオ ナント大学 ナント材料研究所 CNRS研究部長

(英国)アンドリュー・グッドウィン オックスフォード大学 化学科 教授

(英国)マイケル・ヘイワード オックスフォード大学 化学科 教授

(米国)ウェンハオ・サン ミシガン大学 工学科 ダウ・コーニング助教

関連リンク

先端国際共同研究推進事業「TOPのためのASPIRE」「次世代のためのASPIRE」における新規課題の決定について

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