非鉄製錬学講座が高校理科教員向け研修講座を開催しました。
材料工学専攻非鉄製錬学講座(寄附講座:三菱マテリアル)は、2025年12月24日に京都市立高校理科教員向け研修講座「現場で活用できる非鉄金属の製錬とリサイクルについての研修講座」を開催しました。
スマートフォンやパソコン、自動車などを製造するためには、金、銀、銅など多種多様な非鉄金属が必要不可欠です。非鉄金属は、日本国内の製錬所が、輸入鉱石を原料として製造するほか、都市鉱山と呼ばれる使用済み製品や工業廃棄物などからの有価金属の回収(リサイクル)も行っています。本教室は、非鉄金属の製造過程を高校理科教員の皆さんに知っていただき、高校生の興味関心へつなげていただけるよう企画されました。
当日は、13名の京都市立高校理科教員が参加し、まず、宇田哲也教授による講義「現代社会を支える製錬学」を受講、その後、安田幸司特定准教授、岸本章宏助教、安田拓海助教の指導のもと、今回は、灰吹法による金の分離実験、金の溶媒抽出、銅の電解精製実験を行いました。
参加者の皆さんは、先生方の説明を聞きながら、興味深く実験に取り組まれ、鉛から分離された金ができた瞬間には「おぉ!」と驚きの声も。また銅の電解精製では、薄い銅のシートが精製され、それを手にした参加者は「きれい!すごい!」と感嘆の声をあげていました。また、講義や実験の最中にも、実験に関する積極的な質問が出る中、非鉄製錬学講座の先生方もそれに応えるように様々な知見をご教示いただきました。
実験終了後は、全体を通しての質疑応答があり、当日の実験内容だけでなく、教科書だけではなく実験を通じて学ぶことの重要性や非鉄金属の製錬について今後の展望などの話題が上がり、活発な意見交換が行われていました。
この実験教室で得られた感動や知見が、参加者の皆さんの学び、さらには高校生の興味関心につながっていくことかと思います。参加者の皆さん、お疲れさまでした。




