JSPS「リスク評価に基づくアジア型統合的流域管理のための研究教育拠点」第5回包括シンポジウムを開催しました(2015.11.19-21)

本学工学研究科を日本側拠点機関、マラヤ大学をマレーシア側拠点機関として実施している日本学術振興会アジア研究教育拠点事業の一環として、第5回包括シンポジウムを京都大学桂キャンパス(ローム記念館)にて開催しました。このシンポジウムは本事業最後のシンポジウムであり、日本からは52人、マレーシアからは46人、計98人の出席がありました。

1日目午前中のオープニングセッションでは、伊藤紳三郎工学研究科長より、今後も京都大学とマラヤ大学の関係性を継続していくことを願う旨、歓迎の挨拶がありました。

続いてマレーシア高等教育省政務次官であるZaini Bin Ujang氏、日本側コーディネーターの清水芳久 本学教授、マレーシア側コーディネーターのNik Meriam binti Nik Sulaiman マラヤ大学教授からの講演が行われました。午前の部の最後にはメンバーそれぞれが所属するグループに分かれてのグループディスカッションの時間が設けられました。午後からはポスターセッション65件の発表を挟み、各グループリーダーから五年間の研究成果の総まとめが発表されました。そしてこの日の最後には元滋賀県知事・現びわこ成蹊スポーツ大学学長の嘉田由紀子氏による講演が行われ、参加者が琵琶湖への理解を深める良い機会となりました。

2日目のオープニングでは、Zaini Bin Ujang氏による特別講演が行われました。続いて両コーディネーターによる本事業の五年間の総括が行われ、一同は、本事業終了後も共同研究を続けていくことを確認しました。

クロージングセッションではポスター優秀賞の授与が行われ、シンポジウムは盛況のうちに終了しました。

更に3日目には、マレーシア人を対象に琵琶湖内の沖島にある浄化センターへの見学を行いました。一同は沖島住民の琵琶湖水質管理に関する取り組みや生活文化について情報収集を行い、沖島での貴重な時間を過ごしました。

 

 清水先生(CS5).jpg

清水先生

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Nik先生

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(左)Zaini Ujang氏 (右)伊藤研究科長

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嘉田先生(中央)を囲む参加者

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沖島浄水場での見学

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昼食後の沖島住民との交流

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