「令和8年度工学研究科馬詰研究奨励賞授与式」を挙行しました

 7月7日(火)、桂キャンパスBクラスター事務管理棟3階桂ラウンジにおいて「工学研究科馬詰研究奨励賞授与式」を挙行しました。

  馬詰研究奨励賞は、本学工学研究科を修了後、本学化学研究所において助手、講師として勤務され、その後民間企業でご活躍された故馬詰彰様のご遺族から工学研究科に寄附していただいたご遺産を活用させていただくために、平成23年度に設けられた奨学表彰制度です。

 工学研究科では、博士後期課程に進学した学生の中で、研究業績・品格ともに優れ、かつ欧米先進国で海外研修等を行おうとする者を奨励・支援するために「工学研究科馬詰研究奨励賞」として表彰するとともに、ご寄附を原資として海外研修旅費を支給しています。

 第16回目となる今年度は、以下15名の博士後期課程1回生の学生が受賞し、制度創設から現在までの受賞者は計232名となりました。

専攻

氏名

研究課題

社会基盤工学

室 昂弥 洗掘平衡メカニズムに基づく堤防越流時の最大洗掘深評価手法の構築

都市社会工学

齊藤 拓哉 土木プロジェクト評価における費用便益分析(B/C) 偏重の要因分析と打開策の提案

都市環境工学

大杉 祐斗 世界全体を対象とした農業部門における窒素動態に関するモデリングと長期シナリオ分析

建築学

林 知樹 石本喜久治の建築論と建築作品の対照による思想の解釈
-芸術・文学潮流の参照とBIM による作品分析をとおして-

機械理工学

谷内 太陽 機械学習分子動力学計算と電気化学計測の融合による固体酸化物形電解セル三相界面における電気化学反応機構の解明

マイクロエンジニアリング

池田 尉昭 高精度熱物性計測と原子スケール熱解析に基づく界面熱輸送現象の解明

原子核工学

水谷 優里 ガスクラスターイオンビームを用いた高空間分解能イメージング質量分析の実現

材料工学

山田 隼哉  自由エネルギー曲面解析に基づく固体内原子拡散の高効率評価手法の開発

電気電子デジタル理工学

(旧電気)

吉田 永遠 宇宙プラズマ中におけるホイッスラーモード波による
静電波の駆動メカニズムに関する研究

電気電子デジタル理工学

(旧電子)

永田 歌寧  鉄系超伝導体における超伝導物性の探索

化学理工学

(旧材料化学)

中塚 友章 天然ゴムのひずみ誘起結晶化における非ゴム成分の役割に関する研究

化学理工学

(旧物質エネルギー化学)

佐藤 吹 周辺部がかさ高い配位子の合成と遷移金属錯体触媒反応への応用

化学理工学

(旧高分子化学)

堀田 千有希 メカノケミカル反応による超原子価錯体の合成と金属混合物からの選択的元素回収への応用

化学理工学

(旧合成・生物化学)

加藤 圭太郎 ラジカル重縮合反応の開発

化学理工学

(旧化学工学)

西田 黄純 核生成現象解析と熱力学的モデル構築に立脚した多孔性金属錯体の合理的合成戦略の確立

 授与式には、来賓として故馬詰彰様のご親族、学内の工学研究科関係者が臨席され、鈴木工学研究科長から受賞者へ表彰状が授与されました。
また、馬詰洋一郎様からは、ご尊父のアメリカ出張にまつわる心温まるお話を頂戴いたしました。
鈴木研究科長からは受賞者に向けて、海外という新たなフィールドでの経験が研究者としての一生の糧となること、そして、自信を持って果敢に挑戦してほしいとの激励の言葉が贈られました。
続いて、令和6年度受賞者である材料化学専攻の中理沙さんとと都市社会工学専攻の酒井雄飛さんより、馬詰様への感謝の意とともに、自身の研究内容ならびに海外研修での経験談や後輩に向けた実践的な留学アドバイスについての帰国報告がありました。今年度の受賞者は、先輩達の経験談を熱心に聞き入っていました。
終始、大きな拍手につつまれながら、授与式は閉式となりました。

工学研究科では、このご寄附を、グローバルに活躍する高度な人材を養成するため、海外にも通じる研究者として、貴重な経験を積む機会に活用させていただけたことに、大いに感謝するとともに、今後もこのご寄附と表彰制度を活用させていただく所存です。 

※受賞者のうち5名は、学会出席、研究留学による海外渡航中等のため授与式は欠席でした。