Kyoto iUP生へインタビュー Vol.9

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工学部電気電子工学科4回生
YANG LI-AN さん
出身地 台湾

Q.留学先に京都大学を選ばれた理由は何でしょうか?
A.高校生の時から海外の大学への進学を希望していて,高校に京都大学が紹介に来たときに,iUPの制度を知りました。日本語は,当時はできなかったですが,台湾では日本のテレビや漫画も見ることができ,旅行で日本にも何度か行ったことがあったので,興味を持ちました。また世界大学ランキングも参考にして,京都大学に決めました。

Q.電気電子工学科で学ぼうと思ったきっかけは何でしょうか?また,電気電子工学を京都大学で学ぶ魅力は何だと思いますか?
A.大きなきっかけというのは正直なかったですが,高校の時に文系か理系かを選ぶ際,パソコンやロボットに興味があったので,理系を選びました。また台湾では電気電子や情報の分野が人気ですので,それもきっかけになりました。
 京都大学の電気電子工学科で学ぶ魅力は,学生実験が早くからできる点です。回路を組み込んで測定して,教科書どおりにできるか,検証します。実験のメンバーは年度ごとにランダムに代わり,毎回初対面で取り組みますので,コミュニケーション能力も必要となってきます。また4回生では桂キャンパスに行って,卒業研究をするので,大学院生の生活が体験できる点も魅力的です。

Q.京都大学の生活で印象に残っていることがあれば教えて下さい
A.日本に来た頃が印象に残っています。1回生の頃は,最初2,3回の授業は対面で行われましたが,途中からオンラインになりました。ただ,寮に住んでいたので,寂しいと感じることはなく,寮の友人と一緒にオンラインで授業を受けたり,一緒に料理を作ったりしていました。

Q.どんなところで一番苦労されていますか。
A.やはり,日本語の壁を感じて,苦労しています。教科書の日本語と,授業で聞く日本語,日本の友人が話す日本語が違っていて,それを理解することが難しいです。お店で店員さんに話しかけられても,理解できなくて,とりあえず「はい」と答えていたころもありました。

Q.京都に来てからの気分転換やリフレッシュの方法は何でしょうか?
A.1回生や2回生の頃は京都のお寺や神社を散策したり,観光をしていました。今は鴨川に散歩にいくことで,リフレッシュできています。鴨川デルタで子どもたちが遊んでいるのを見られる風景も良いなと思います。3回生のときは専門科目が多くて勉強が大変でしたが,期末テストの帰りに鴨川を散歩して,気分転換していました。

Q.将来の夢を教えてください。
A.言語力をつけたいので,英語圏の大学に行きたいと考えています。せっかく日本語も勉強したので,また戻ってくるのも良いなと思っています。将来は,ロボットや医療機器に興味があるので,エンジニアになりたいです。

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メンターである堤誉志雄先生 (国際高等教育院特定教授) と一緒に

参照:
Kyoto iUP Webサイト
https://www.iup.kyoto-u.ac.jp/

Kyoto iUPとは,優秀な留学生の受入れ促進のため,入学段階では日本語能力を問わず,入学決定後に徹底した日本語教育を実施し,専門教育は日本人学生と共に日本語で受講する留学生向けのプログラムです。工学部には,2019年に第1期生が入学しました。