Kyoto iUP生へインタビュー Vol.11
|
工学部情報学科4回生 |
Q.留学先に京都大学を選ばれた理由は何でしょうか?
A.子供の頃から,複数回海外移住を経験し,住んだり,旅行をしたりして,その国の文化を学ぶことがとても好きになりました。また京都大学に入学する前に,福岡県に住んでいたのですが,ちょうどコロナ禍で旅行や日本文化を知る経験もあまりできず,もっと日本に住みたいと思い,大学進学を決めました。
その頃,京都大学のiUPプログラムはまだ始まったばかりで,興味が湧きましたし,京都旅行の経験から,景色などがとても魅力的だったので,一度住んでみたいと思い京都大学に決めました。
Q.情報学科で学ぼうと思ったきっかけは何でしょうか?また,情報学を京都大学で学ぶ魅力は何だと思いますか?
A.友達とゲームを始めて,たくさんパソコンに触れる機会があったことで,その技術に興味を持ちました。高校生の時にはゲームを作った経験からプログラミングの魅力を知り,プログラミングを仕事にしたいと思いました。京都大学の情報学科で学ぶ魅力は,僕にとっては,京都で学べるというのが一番の魅力だったのですが,合わせて留学生でも情報学科を学ぶことができるというのが魅力だと思いました。
Q.京都大学の生活で印象に残っていることがあれば教えて下さい
A.京都大学の国際寮に住んでいたことです。入学したときはコロナ禍で,授業もオンライン,サークル活動もなかったので,ほかの学生と出会えるのが寮の中だけでした。ですので,寮という一つの場所で様々な国から来た人や経歴を持った人と話をしたり,遊んだりできたのが,コロナ時代の明るい思い出です。
Q.どんなところで一番苦労されていますか。
A.苦労したのは日本語の勉強と日本の学生とのコミュニケーションです。特に学生なのでそういうこともあると思いますが,日本の学生はちょっとシャイだと感じました。日本語や英語で声をかけても,話が続かなかったり,僕が勉強していた教科書通りの敬語だと,距離感ができてしまった経験もありました。今は,研究室の仲間と他愛ない話で盛り上がったり,日本語で深く話し合う機会も作れています。
Q.京都に来てからの気分転換やリフレッシュの方法は何でしょうか?
A.友人と話をして,互いに相談に乗ることや,一緒にスポーツをして汗をかくことです。大文字山にハイキングに行ったり,友人と鴨川に集まって野球などのスポーツを楽しんだりしています。誰かと一緒に何かをやることが一番の気分転換になります。
Q.将来の夢を教えてください。
A.インターネット上の犯罪や災害を,なくすことです。僕は,インターネット上のセキュリティについて研究をしているのですが,インターネットを使う中で誰もが,犯罪に遭う可能性などを気にせず,インターネットを使えるようにしたいと考えています。日本だけでなく,世界各地で仕事をしてみたいです。また,これは研究分野とは異なる夢ですが,有名なゲームを作って皆に遊んでもらえたら嬉しいですね。
参照:
Kyoto iUP Webサイト
https://www.iup.kyoto-u.ac.jp/
Kyoto iUPとは,優秀な留学生の受入れ促進のため,入学段階では日本語能力を問わず,入学決定後に徹底した日本語教育を実施し,専門教育は日本人学生と共に日本語で受講する留学生向けのプログラムです。工学部には,2019年に第1期生が入学しました。

