材料工学専攻寄附講座「非鉄製錬学講座」の第3期更新に係る記者会見を行いました。
三菱マテリアル株式会社と京都大学大学院工学研究科は今後の非鉄製錬事業を産学両方で担う人材を育成するとともに、非鉄製錬学およびそれを利用したリサイクル技術の発展に資することを目的として、三菱マテリアル株式会社の支援により2017年に設立した寄附講座「非鉄製錬学」を本年4月1日付けで更新し、同講座の第3期を開始しました。
2025年5月29日(木)には更新に伴う記者会見を百周年時計台記念館で行いました。
当日は立川康人工学研究科長による挨拶のあと、髙柳喜弘 三菱マテリアル株式会社 執行役常務 金属事業カンパニープレジデントから本講座の主旨と第3期への期待について、さらに本寄附講座の教授を兼任する宇田哲也 工学研究科教授より第1、2期合計8年間の活動成果と今後の抱負について説明を行いました。
また記者会見終了後には、記者会見に参加した報道関係者向けに循環型社会の技術を体験できるデモ実験「金・銀・銅を作ろう!」を開催し、灰吹法による金・銀の分離回収など、非鉄金属の製錬・リサイクルについて実際に目で見て感じていただける機会となりました。
本寄附講座では、高校生から社会人までの幅広い世代に対する教育活動、ならびに高効率な製錬プロセスやリサイクルプロセスを実現するための基礎研究を実施することで、未来の非鉄製錬業界を牽引・革新する人材を育成するとともに、持続型社会を支える基幹産業のさらなる発展、地球環境の保全に貢献します。


