機械理工学専攻松野研のチームSHINOBIが ロボカップ世界大会で優勝
メカトロニクス研究室・チームSHINOBI
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世界大会の表彰式 |
チーム「SHINOBI」はメカトロニクス研究室(松野研)の学生を中心に構成されるレスキューロボット開発・運用チームです。2019年7月2日から7日にかけてオーストラリアのシドニーで行われたRoboCup世界大会2019のレスキュー実機リーグに出場しました。その結果,優勝,および作業性能に関する部門賞であるBest in Class Dexterity賞を受賞しました。RoboCup世界大会で優勝するのはチームとしては初,さらに日本のチームが優勝するのは2005年に次いで14年ぶりの快挙です。
本大会では,災害現場を模したフィールドにおいて,ロボットを直接目視することなく遠隔操作によって様々な課題に取り組みます。狭所などにおける操作性能,険しい不整地の走破性能,バルブやドアの開閉などの作業性能,迷路状のフィールドにおける探索性能の4カテゴリに分かれた多様な課題に取り組み,その総合得点で勝敗を決します。我々が新規開発した「新FUHGA2」はこれらすべての課題において優れたパフォーマンスを発揮し,総合力の高さで優勝をつかみ取りました。
また,RoboCup JAPAN OPEN 2019でも優勝し,日本大会の3連覇を達成しました。
最近では無人現場で働くロボットの重要性がさらに高まっています。RoboCup世界大会での二連覇,およびWorld Robot Summitでの優勝を目指して研究開発に切磋琢磨いたします。
(機械理工学専攻 博士後期課程3年 竹森達也)
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新規開発したレスキューロボット「新FUHGA2」 | RoboCup世界大会2019の優勝トロフィーと賞状 |