Kyoto iUP生へインタビュー Vol.2

DUYさん

工学部電気電子工学科 1回生
DO LE DUY さん
出身地:ベトナム(ハノイ)
趣 味:物理学 プログラミング アニメ

 

 

 


Q.日本の大学に入学しようと思った理由は何ですか?
A: 子供の頃からアニメが好きなので,いつか日本語を勉強したいと思っていました。ほかの国の大学にも申請しましたが,日本の大学は第一希望でした。私の高校ではクラスの3分の2以上が外国の大学に進学しました。同級生の三人もそれぞれ東北大学,名古屋大学と九州大学に入学したので,旅行するとき友達の部屋に泊まれば宿泊代がかかりません。
 電気電子工学科(電電)に入学しようと思った理由は,電気電子に興味があり,高校時代からずっと私の最初の選択だったからです。電電のカリキュラムで,身の回りに利用されている物理学:電磁気学,量子学,回路から半導体までの物理を身に付けられると思いました。
 それに,高校で所属していたロボティックサークルでロボコンに出た影響で,プログラミングとものづくりにも興味を持っていました。ソフトウェアとプリント基板の両方が習えるのは電電だけです。電気電子は本当に用途が広く興味深い分野で,好きです。

Q.どんなアニメが好きですか?
A: 特に今見ているのは「風が強く吹いている」と「宇宙よりも遠い場所」です。箱根駅伝というマラソン大会と,南極の昭和基地に関するアニメです。ワンピースは小学校4年ぐらいのとき始まりましたが,今でも好きです。
 
Q.コロナで苦労していることは何ですか?
A: 前期は,あまり人と交流できなくなり,友達を作る機会がなくなりました。後期は,電気電子工学概論という科目があり,ほかの学生とチームになって,研究室を訪問するのですが,それで初めて日本人の学生と交流できました。今後はサークルも入ろうかと思っています。機械研究会と京大工房に興味があります。今は,授業のための日本語よりも,交流するための日本語が弱いと思います。考えていることをうまく言葉にして他の人に理解できるように話すのは難しいです。

Q.高校卒業後,京都大学に入るまでに1年間のギャップイヤー(gap year)があったと伺っています。差し支えなければ何をされていたのか教えて下さい。
A: 高校3年生のときに日本の他の大学に合格していましたが,ギャップイヤーを取ることにしました。この期間の半分は,ベトナムの自動車工場で外国人技術者の通訳として働いて,技術的な知識も教わりました。また,日本語の勉強をしたり,ハノイの大学でプログラミングと数学の講義を聴講しました。

Q.将来の夢は何ですか?
A: 研究できるようになりたいです。しかし,それは夢というより目標です。その目標に一歩ずつ到達するつもりです。どんな研究がしたいかは,今はまだ決められないです。

 

佐藤先生とDUYさんDuyさんのメンターである佐藤 亨 先生(国際高等教育院特定教授)からも一言いただきました。
 Duy君は,期待の星です。電気電子工学科としては最初のiUP生であり,大変強い動機を持ってきているので,それが他の同級生にも大きなインパクトを与えてくれるのではないかと期待しています。

参照:
Kyoto iUP Webサイト

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【Kyoto iUPとは】優秀な留学生の受入れ促進のため,入学段階では日本語能力を問わず,入学決定後に徹底した日本語教育を実施し,専門教育は日本人学生と共に日本語で受講する留学生向けのプログラムです。工学部には,2019年に第1期生が入学しました。