工学魅力発信タスクフォース
令和4年1月,工学研究科・工学部の教員4名,学生4名(修士生2名,学部生2名)及び事務職員6名による「工学魅力発信タスクフォース」が結成され,3月までに会議を5回開催し,工学の魅力発信力を強化する方法を検討しました。
タスクフォース結成時に確認された工学魅力発信強化の目的は以下の通りです。
1.工学の魅力発信力を強化する
2.女子中高生へのアピールを強化する
3.工学女子学生のサポートを工学魅力発信に取り込む
(工学女子学生のネットワーク構築を支援し,研究室等
の枠を越えた女子学生の繋がりを構築すること等)
タスクフォースでは,受け手の段階(小・中学生,文理選択前の高校生,選択後受験準備段階の高校生,学部学生,修士学生,保護者,高校の進路指導教諭等)毎に提供すべき情報(工学の魅力・動機付け,学生生活,キャリアパス・働き方)を見極めることから着手し,それぞれの組み合わせについて,広報誌やイベント企画等の具体策を議論し,提言として取りまとめました。
Google Workspaceの電子ホワイトボードツールであるJamboardを使用したブレインストーミング方式で多種多様な意見を出し合い,教員,学生からは自身の経験談を踏まえた説得力ある提案がなされました。
最後に,タスクフォースからの提言を踏まえて,早速実を結んでいる新規事業をご紹介します。
・広報誌「京大工学ってどんなところ?」
対象 | 進路検討中(特に文理選択前)の中高生 |
狙い | 工学の魅力(社会との繋がり)を教員・学生の生の声を通じて発信することにより,これまで工学分野への進路を考えていなかった層にアピールする。 |
内容 | 学部長挨拶,各学科より教員・学部生のインタビュー,学科選択ガイド,冊子「工学部案内」及び工学HPへの誘導 ※工学HPに新設の受験生向け特集ページ「京大工学への第一歩!」にもインタビューを掲載 |
・イベント「女子高校生のための工学のススメ」
対象 | 進路検討中の女子高校生とその保護者 |
狙い | 工学の魅力を直接伝え,進学先の対象として考えられる機会を作る。在校生が各学科の魅力について高校生に説明することで,在校生自身も工学の魅力を再認識する機会とする。 |
内容 | 令和4年8月10日にオンライン開催(150名応募)。講演会(教員,女性卒業生,女子学生),対話型企画(各学科の教員・学生による独自企画) |
工学研究科・工学部では,多様な学生の獲得に向けて,教職員・学生一丸となって工学の魅力発信力強化を継続していきます。
(桂地区(工学研究科)教務課)
(桂地区(工学研究科)総務課)
参照:
京大工学への第一歩!
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/faculty/invitation