機械系工学教室125周年記念事業

機械系工学教室

 機械系工学教室の母体は,明治30年(1897年)に機械工学科として土木工学科と並んで京都大学の最初の学科として設立されました。平成9年に,創立100周年を経たのち,現在は,工学研究科 機械理工学専攻,マイクロエンジニアリング専攻,エネルギー科学研究科 エネルギー変換科学専攻,情報学研究科 システム科学専攻,医生物学研究所,複合原子力科学研究所 に教員を擁し,幅広い分野を総合した教育・研究組織へと発展して来ております。
 機械系工学教室は,本年令和4年には創立125周年を迎えます。この度,教室のさらなる発展と社会への貢献を目指して,その記念事業を実施します。その記念事業として,以下の活動を予定しております。

1.125年記念式典の開催
 創設125年記念を祝し,諸先輩をはじめ,関係者の方々をお招きして教室の現状をご紹介しながら,次の25年を展望した式典を以下の予定で開催します。

日時 2022年11月5日(土) 午前10時より午後8時

会場 京都大学大学院工学研究科 桂キャンパス
   京都大学船井哲良記念講堂・国際連携ホール

行事(予定)
(1)研究室見学(午前10時~正午)
  於桂キャンパスC棟
(2)記念式典(午後2時半~午後4時)
  於京都大学船井哲良記念講堂 
(3)記念講演会(午後4時~午後5時半)
  於京都大学船井哲良記念講堂
(4)祝賀会(午後6時~午後8時)
  於国際連携ホール

2.125年記念誌発行
 創設100年記念の際に,機械系工学教室創設時から創設100年までの歴史等を掲載した記念誌を発行しました。今回は,21世紀COEプログラム実施,機械三専攻改組や,桂キャンパス移転等の創設100年から創設125年の25年間の教室の主な行事を中心に沿革と研究室の系譜をまとめ,記念誌として発行するよう進めております。

3.京都大学機械系工学教室125周年記念基金の設立と活動内容
 創立125周年を迎え,若手研究者の重点的な育成,男女共同参画の推進,世代や性別,業種を超えた研究者・技術者の交流の場の形成など,さらなる社会への貢献と教室の発展を継続するために,「京都大学機械系工学教室125周年記念基金」を設立し,その基金のもとに以下の活動を実施します。

(1)国際的に活躍する若手研究者育成のため,博士後期課程在籍中の学生及び40歳未満の若手研究者の研究活動の支援
(2)男女共同参画を推進するため,女子学生への奨学金支給と女性研究者の研究活動の支援
(3)教室情報の公開や,社会人のリカレント教育充実のための支援
(4)学生の実学経験のための経費の一部負担
(5)世代や性別,業種を超えた研究者・技術者の交流の場を提供するための経費(京都大学機械系工学教室の周年事業など)

(マイクロエンジニアリング専攻 松原  厚 教授 
マイクロエンジニアリング専攻 鈴木 基史 教授 
機械理工学専攻 西脇 眞二 教授)