重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」358点の電子化・公開について

このたび、京都大学図書館機構は、工学研究科建築学専攻が所蔵する重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」358点を電子化・公開しました。この電子化・公開に関わる一連の作業は、工学研究科建築系図書室と附属図書館が連携・協力のもと行いました。

ジョサイア・コンドル:Josiah Conder (1852-1920) はイギリス出身の建築家で、お雇い外国人として新政府関連建物の設計に携わり、工部大学の教授に就任して日本人建築家を育成した人物です。又同時に、財界関係者らの邸宅も数多く設計しました。

今回電子化したコンドル建築図面の中には、ジョサイア・コンドル晩年の大作である「島津邸」、「古河邸」、「成瀬邸」など貴重な建築図面が多数含まれており、これら建築図面を公開し提供することで、国内外の建築学、近代日本研究はじめ様々な分野の研究者に広く利用され、研究の発展に資するものと期待しています。

又さらに、建築図面の公開にあわせて、「ジョサイア・コンドル建築図面リスト」も電子化・公開しました。この図面リストは、工学研究科建築学専攻建築史学講座において過去に作成された詳細な目録情報となります。図面を見る際に是非参考にしてください。こちらは、京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)からダウンロードして利用できます。

京大大学学術情報リポジトリ(KURENAI):ジョサイア・コンドル建築図面リスト

京都大学内のホームページに次の通りニュースが掲載されました。

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