沖野文庫
配置場所
桂図書館 地下2階 書庫4
点数
- 洋図書:536点
- 洋雑誌:4タイトル(68点)
* 各タイトルは京都大学蔵書検索KULINEよりキーワード検索を行うことが可能です。
概要
本文庫は、明治・大正期の河川・港湾工事において多大な業績を残された沖野忠雄博士(1854-1921)の旧蔵書を、1921(大正10)年にご遺族より寄贈いただいたものです。
沖野博士は1876(明治9)年から1881(明治14)年までフランスに留学して物理学および土木建築を学び、帰国後、内務省に勤務して数多くの事業に従事されました。
本文庫はフランス語を主とした外国語資料(英語、ドイツ語、イタリア語等含む)により構成されており、当時どのようにして西欧の近代科学技術が日本に移入され、近代化に活用されたかを知る手がかりとなることから、科学技術史(土木史)における有用な史料群となっています。
参考
- 神吉和夫「沖野忠雄博士旧蔵欧文書籍の分析」
建設工学研究所論文報告集. 2009年11月, 第51号, p.43-50- CiNii Research:https://cir.nii.ac.jp/crid/1520009409561360384
- 土木学会土木図書館委員会沖野忠雄研究資料調査小委員会編集「沖野忠雄と明治改修」土木学会, 2010年